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パスワードを日本語に訳すとなんていうかな?

今週のアドバンスト2の授業は「パスコードロック」でした。なのでパスワードについて少しお話ししたいと思います。プログラボ学園前の溝渕です。

授業の中でパスコード(passcode)とパスワード(password)の言葉が出てきます。 どちらもよく似た言葉なので、ちょっとややこしいですよね。日常の生活の中でも混同して使われていることが多いので、もう一度おさらいしておきましょう。

パスコードは主に数字からなる情報で 、PINコードや暗証番号とも呼ばれ、4~6桁で設定されています。主にスマートフォンのロック解除などに使われています。

パスコード

パスワードは アカウントと紐づけされていることが多く 、 6~8桁以上で設定され、数字以外にアルファベットや特殊文字なども使われます。パスコードに比べると組み合わせ数もはるかに多いので、主にインターネットサービス( GoogleやTwitterなど)や電子機器の管理画面にログインする際などに使用されています。最近では2段階認証も取り入れ第三者に簡単にログインされないなどの工夫がされています。

ここで質問です。パスワードを日本語に訳すと何ていうか知ってますか?

「パスワード=合言葉(あいことば)」なんです。

代表的な合言葉は

合言葉とは、前もって打ち合わせてある合図の言葉で、互いが仲間であると認証するための言葉を指します。例えば、「山、川」が有名な合言葉で、山に対して川と答えられなければ敵とみなし、敵味方を区別したのです。でも簡単なキーワードだとばれてしまうので、だんだん難しいフレーズへと変化していきました。

この合言葉の原理を、パスワードとしてコンピューターやインターネットなどの分野に応用され、 「山・川」と同じように、事前に登録されたものとパスワードが一致するとコンピューターやサービスを利用できるようにしています。ちなみにパスワードを忘れたときに聞かれる「秘密の質問」は、より合言葉の近いパスワードかもしれないですね。

最近ではパスワードの代わりとして、顔認証・指紋認証・虹彩認証など の生体認証が取り入れられています。なので近い未来では 家の玄関の前で「ただいま」って言うと、顔や声 などを判断して玄関のドアが開くようになる日も近いうちに来るかもしれないですね。

プログラボ学園前 室長 溝渕 健作

ミッションチャレンジ~9か月間の学びを振り返ろう~

プログラボ野田阪神の岡田です。

ビギナークラスでは、今までに学んだ内容をミッションにチャレンジしながら振り返りました!

Lモータータッチセンサーループプログラムについてのお題に対し、プログラムを考え見事お題通りにロボットを動かすことが出来たらスタンプを押してもらいます!

プログラムを考えるにあたって、順番が大事になってきます。
タッチセンサーが押されたらモーターが動く」のと、「動いているモータをタッチセンサーで止める」、このような違いをしっかりと理解できているかがポイントです。

試行錯誤を重ねながら、ミッション達成に向けて頑張りました!


こちらはレンガの上にあるブロックを落とす課題に挑戦中。
ブロックの高さに合わせて、ロボットに仕組みを取りつけています。

分からないところは先生にヒントをもらいながら何度もトライします!

ミッション成功です!!
達成感に満ちた顔が印象的でした。

今までの内容をしっかりと理解できていたので、課題を次々とクリアすことが出来ましたね!
生徒たちが「できたよ!」と知らせに来てくれたことが嬉しくて、「これからも楽しく取り組んでもらえるように頑張ろう」と思った今週の授業でした。

失敗を乗り越え、ミッション成功へ。

子ども向けロボットプログラミング教室プログラボ北大路のえもりです。
スタンダード1クラス の1月の授業では、ボールシューターのロボットを組み立て、競技ミッションに挑戦しています。

決まった場所におかれた容器のところまで進んで行って、そこでボールをシュートするのですが、1回のカーブで容器のところへたどり着かないといけないので、カーブの曲がり具合進む距離の両方をうまく合わせないと成功しません。

子どもたちは、何度も何度もあきらめないで挑戦し、プログラムの数字を調整してくれました。
ということで、今回はみんなの「失敗集」をご紹介します。

このミッションに挑戦しているスタンダード1クラスは、小2~小3くらいの子供たちが多いのですが、ちょうど今、1つ年下(年長~小1前後)の「ビギナークラス」でも初めてのミッションに挑戦しています。

なかなかうまく成功できない時、どうしたらいいか分からない時、年齢が上がると、少しだけ気持ちをコントロールできるようになりますが、低学年くらいだと明らかに機嫌が悪くなったり、中にはくやしくて泣いてしまったりする姿も例年見られます。
大人も失敗するのは嫌ですし、できれば失敗しそうなことはやりたくないので、気持ちはよく分かりますが、「失敗を乗り越えられるようになるための訓練」という感じで、あえて少し難しいミッションに挑戦してもらっています。

とはいえ、やっぱり不機嫌な姿や、泣いている姿を見るのは、とても心が痛みますが・・・。

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EV3基本セットのタイヤは1回転で何cm進むかな?

LEGO マインドストーム® EV3 基本セットに入っているタイヤは1回転で何cm進むか知ってますか?学園前校室長の溝渕です。

意外に知らない人が多いんですよね。 実はこれを知っているだけでなんとなく入力していた数値も論理的数値に近づいちゃいますので、この機会におぼえておくのも良いと思います。

それではEV3の基本セットに入っているタイヤで調べてみたいと思います。じゃーどうやって調べるか。一番簡単なのはタイヤに紙を巻き付けて1周したとこに印をつけて測る方法です。これなら タイヤ1回転で何cm進んだのか簡単にわかっちゃいますよね。

タイヤを紙で測る

でもタイヤに少し弾力性があるので紙が少し浮いてしまったりして、正確に測るのが難しかったりもします。じゃーもっと他に測る方法はないかな?いやいや他にもあるんですよね。実はタイヤの直径がわかれば1回転の距離をわりだすことができるんです。

そう高学年になったら授業でやる「円周を求める公式 (直径×円周率)」を使うのです。直径のサイズがわかれば、円周率「3.14」をかければ計算することができます。じゃータイヤの直径を物差しで測る?

いえいえそんなことをしなくても実はタイヤにサイズが記載されているのです。皆さん知ってましたか?タイヤの側面をよく見てください。文字が書かれてますよね。

「©LEGO Group 2001 56×28 ZR」と記載されています。その中の「56×28」がタイヤのサイズになります。「56」がタイヤの直径で「28」がタイヤの幅になります。ということは円周を求める公式が「直径×円周率」なので「56mmx3.14=175.84mm」になります。なので1回転進むと約17.5cm進みます。

ただ実際にはタイヤ・モーターの個体差や地面の摩擦度やロボットの重量などなどいろんな条件が加味されると多少のズレはでるので実際に動かすことも大切です。それがロボットプログラミングのおもしろさでもあるので忘れないでくださいね。

いかがでしたでしょうか?実際のミッションではコースを長さを測ることはあまりしないかと思いますが1回転で約17.5cm進んでいるんだなと意識するだけでプログラミングが楽しくなるので試してみてください。

プログラボ学園前 室長 溝渕健作

ゼロから未来を創造する自由製作-プログラボ学園前

今日は学園前校の9~12月に行われた「アドバンスト2・3の自由制作」についてお話ししようと思います。 子ども向けプログラミング教室「プログラボ学園前」室長の溝渕です。

アドバンスト2コース以上では 、毎年9~12月にかけて自由製作にとりかかります。教室単位で自由制作のテーマは色々です、例えば野田阪神校や上本町校ではゲームセンターをテーマにみんなが楽しめるものをEV3やスクラッチなどを使って自由製作に取り組みました。

野田阪神校自由製作のブログはこちらをクリック

学園前校での2020年度のテーマは「未来にあったら良いロボットやシステム」というテーマで子どもたちに考えてもらいました。自由製作のプロセスは次のような流れです。

  1. どんなロボットやシステムが未来にあったら良いかを考える(アイデアをいっぱい話す)
  2. アイデアをもとにラフな感じで全体像をスケッチしていく(文字を中心に紙にいっぱい書く)
  3. 未来のロボット・システムのイメージ図を書く(iPadで具体的にイメージして描く)
  4. その図をもとにLEGOのEV3で試作品を作る

下記の絵が未来にあったら良いものの一部です。どんな役割をするロボットかみなさんわかりますか?とてもユニークな発想ばかりですよ。

いくつかご紹介します。まずは未来の自動販売機「移動型自動販売機ロボ」です。

学園前校自由製作2

自動販売機の概念として固定されて動かないというのが思い浮かぶかと思うのですが、そうではなくてジュースが飲みたい思う人のところにフラット現れてくれるロボットがあれば便利だよねという発想から生まれたロボットです。外見をかわいらしくしているのは、四角く大きな自動販売機が突然前に現れたら怖いので、かわいらしいネコ型ロボットにしたとのことです。

次は、未来のお風呂システム「気分や体調に合わせて入浴剤をカスタマイズしてくれるお風呂」です。これは個人的に早く実現してほしいです。

学園前校自由製作2

疲れた時にお風呂に入るときに癒してくれるのが入浴剤です。入浴剤は風呂に入る前に自分で選んで手動で入れますが、このロボットはその人の体調や精神状態を自動で判断してAIが入浴剤をカスタマイズしてくれるそうです。

3つ目は、未来の食卓で役に立つ「配膳ロボ」です。

配膳ロボ


お母さんのお手伝いをできるロボットとをいうことで考えたものです。 食卓の上で動くロボットなので小さくてかわいらしいロボットです。 これがあれば大人数の家族でも大丈夫かと思います。

これ以外にもたくさんたくさん子どもたちは考えてくれました。子どもたちには今できることだけを創造してもらうのではなく、まずこんなものがあったら良いなというモノをイメージすることが大切かと私は思っています。

子どものころに夢見たロボットをずっと考え続けて、いつの日か未来を想像して考えたロボットを作って欲しいなと思っています。これからも子どもたちにはゼロからより良い未来を創造していって欲しいなと思います。