ブログ記事一覧

『茶運びロボット』を改造♪

子供向けロボットプログラミング教室『プログラボ』、アドバンスト1コースの授業で『茶運びロボット』を作りました。

茶運びロボットの原型は、日本に昔からある“からくり人形”で、人形の持つお盆に茶碗を載せると、お客さんのところまでお茶を運んでいき、茶碗を取り上げると、その場で止まり、そしてまた、飲み終わった茶碗を載せると、動き始めて帰っていきます。

基本の茶運びロボットを作って、歯車がつながったり離れたりする“からくり”を確認した後は、各自で自由に改造しました。

回転ずしゲーム

こちらの作品は、回転ずしの代わりにロボットが寿司を運んでくるので、それを箸で取るゲームです。スピードが速いので、つかむのがとても難しいです。

ドキドキお箸ゲーム

次の作品は、2人のプレイヤーがコップの中の細かいレゴパーツをお箸で取り合って、たくさんとれた方が勝ち、というようなゲームです。箸づかいが試されます。

メリークリスマス!

この作品は、プレゼントを運ぶサンタロボットです。プレゼントを全部渡し終えるとロボットが止まって、「メリークリスマス!」の表示が出るのですが、表示のきっかけにジャイロセンサーを使いました。お盆に取り付けたジャイロセンサーの角度変化に反応して、画面が表示される仕組みです。

ありがとうございます!

この作品も、先ほどのと似ていて、運んでいるものを持ち上げたら、「ありがとうございます」と音が鳴ります。ただ、こちらはジャイロセンサーではなく、カラーセンサーの反応をきっかけにしています。

こういう自由な発想が、アドバンスト2以後の「自由制作」に活かされればと、思いました。

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好きこそものの上手なれ!

子供向けロボットプログラミング教室『プログラボ』のブログ担当です。
とある教室の、とある小学校5年生の男子生徒さん(アドバンスト1)、いつもの授業の曜日でもないのに教室にやってきました。聞くと、どうしても作りたいものがあるそうです。
先生は、今日だったらいいか、ということで、「自由に作ってもいいよ」と。
そして出来上がったのが、こちら戦車ロボットです。

戦車ロボット①
戦車ロボット(動画)

戦車好きの男子は多いです!キャタピラパーツを使いたい生徒も多いです!
ですが、これがなかなか簡単ではなく、キャタピラの長さや、軸の固定の仕方などを考えなければならず、上手くできずに、途中で断念することも。。。
ですが、これまでの授業での、制作やプログラミングの学びが活きたのか、ほとんど一人で仕上げました。(もちろん設計図はありません。)

かっこいいフォルムやミサイル部分の長さなど、こだわりが詰まっています。
プログラムはEV3本体のボタンで前後左右に動かして・・・輪ゴムのミサイルも発射できるようにしました。

その後、できあがった作品を、みんなに見せたい!家族に見せたい!と。他の生徒たちの前で動かして、自ら写真を撮って、動画を撮って・・・

あれ?これっていつもの授業の「制作」「プログラミング」「プレゼンテーション」の流れそのものです!周りは何も言っていないのに、(無意識に)実践していました。

そして、興味のあることにどんどん突き進んでいく姿に、たくましさを感じました。

戦車ロボット②

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『フォローイングダック』見失わずに付いていくぞ!

子供向けロボットプログラミング教室『プログラボ』、12月のスタンダード1コースで作ったのが『フォローイングダック』です。

生徒たち自身が親鳥役です。子ガモロボットは超音波センサーで親鳥をさがし、見つけたら付いて行き、そして、すぐ近くまで近づくと(安心して)動きを止めます。見失ったらぐるぐる回って、また、親鳥をさがします。
ロボットの動き自体も面白くて、生徒たちは楽しそうに動かしていましたが、「カルガモのお引越し」の動画を見て動かすと、さらにイメージが膨らんだようです。

うまく子ガモを誘導できると、こんな感じ

プログラムとしては、超音波センサーで物体までの距離を測って、その距離によって動きを切り替えるところがポイントです。
小学校低学年が中心のスタンダード1コースとしては、少しずつ複雑なプログラムに入ってきていて、それぞれの理解度に応じて、動きやプログラム考えさせるところが、うまくいったり、うまくいかなかったり・・・

プログラムが先に進んで、ちょっと見失ってしまったり、それでも何とかゆくっり付いていったり、時には頑張って急いだり、そんな授業での生徒たちがまさに「フォローングダック」なのかもしれません。

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からくり装置を作ろう2

子供向けロボットプログラミング教室『プログラボ』では、プログラミングだけでなく、ロボットの機構についても学んでいきます。
千里中央校アドバンスト1コースの授業で、複雑で面白い動きをするロボットを作った様子を、先日のブログ記事『からくり装置を作ろう』でご紹介しましたが、別の教室での作品もご紹介したいと思います。

<作品①>
ボールがスタートするところにカム機構が使われています。
ボールが途中の壁に当たって、方向を変えるかと思うと、壁がクルッと回転し、そのまままっすぐ進みます。
そして、最後はタッチセンサーに当たって、「ピタゴラスイッチ じゃんけん・・・」と表示されます。(じゃんけんの結果は、ランダムで表示されるようになっています。)
タッチセンサーを固定できると良かったのですが、ちょっと時間切れでした・・・。

<作品②>
こちらも、スタート部分にカム機構が使われています。
タッチセンサーのボタンが押されたら、成功!
音楽が鳴って、もう一つのモーターが回って楽しい気分になれます!ちなみに、音楽は一音ずつプログラムした自作のものです。

<作品③>
こちらの作品は、スタート部分がカム機構とリンク機構の組み合わせです。(動きとしては他のと同じですが・・・)
ボールが転がるレール部分が、とても”キレイ”に作れています。最後のボタンを押すところが工夫されていますが、その部分は、先生にアイデアをもらっていました。

<作品④>
ピタゴラ装置以外を、最後に1つご紹介します。
歯車やリフトアームと呼ばれる基本のパーツが複雑に組み合わせれて、おもしろい動きをする「謎の装置」。最初は「鳥」を作っていたようですが・・・
リンク機構が使われています。

カム機構・リンク機構の動かし方をいくつか練習し、いろんな作品例を見せた上で、「カム機構・リンク機構を使って、自由に制作していいよ」と進めましたが、最初は何をどう作っていいか分からない生徒が多数。
でも、いろいろやってみる中で、最後はもっとパーツをつなげたくなってきて、「時間が足りない!」「来週もしよう!」という感じになっていました。

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新しいものづくり教材「YubiTus」を知る

この度、大阪工業大学情報システム学研究室で開発中の教材「YubiTus」の試行実験をプログラボ上本町校で行いました。

授業風景

子どもたちは普段教室で使っている「LEGOマインドストームEV3(以下EV3)」と違ったロボットに夢中です。

『「YubiTus」は3Dプリンターで作られた新しいプログラミング教材です。ひとつひとつ見てみるとモーターが中に入っていてタイヤが回転したり、ものをはさんだり、風を起こしたりすることができます。』

そう教えてくださったのは大阪工業大学教授の井上明教授。そしてこの「YubiTus」を0から創り出した同大学ロボティクス&デザイン工学研究科の椋浦さんです。

取り組む様子

子どもたちは「YubiTus」にテープでわりばしをくっつけ、オブジェクトを倒したり、風を起こしてホコリを吹き飛ばしたりと様々なミッションに楽しく取り組んでいました。

プログラミング画面

プログラムもは普段使っている「EV3」と違うので少し心配はしていたのですが、同じビジュアルプログラミング言語で分かりやすく、初めての子どもたちもすぐに使い方を理解できるものでした。

様々なミッション

この教材の開発について聞いたところ、どのくらいの大きさなら子どもたちが動かしやすいか、硬さ、質感、形状はどうだろう?と何度も何度も3Dプリンターを用いながら試行錯誤を繰り返して現在に至ったということでした。

現在様々なプログラミング教材が出てくる世の中で、より手軽に、より身近なモノで取り組むことができる「YubiTus」、今後多くの教育現場で使われていくのではないでしょうか。
この度はプログラボ上本町校で貴重な試行実験の授業をしていただき、本当にありがとうございました。

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