子供向けロボットプログラミング教室プログラボ北大路のえもりです。
ビギナークラスの4月2週目は、「はし」を作ろう!です。
タワーの付いた橋、屋根のある橋、まっすぐ通りやすそうな橋・・・中には、渓谷にかかる木の吊り橋みたいなスリリングな橋もありました。
思い思いの橋を作ったら、最後に人形をのせてみました。
最初は紙コップを台にして橋を渡しましたが、みんな橋脚も作りたくなって、どうやったらしっかりした脚がつくのか考え、立派な?橋を仕上げていました。
子供向けロボットプログラミング教室プログラボ北大路のえもりです。
2020年4月オープンの北大路校は、今週から授業が始まりました。
最初の授業はビギナークラスで、内容は「とう」を作ろう!です。
いろんなパーツがあることを知り、どんなパーツをどんなふうに組み合わせたら、しっかりした高いタワーが作れるか、体験しながら学びました。
結果は…
一番高くできた男の子は、自分の身長を超えて、133cmのタワーができました!
組み立て中、他の子のタワーが気になる様子でしたが、並べて一番だと分かって、満足そうな笑顔で記念写真を撮っていました。
が、残念ながら、翌日記録が抜かれることに。
年長の女の子が、146cmのタワーを作ってくれました。
土台がしっかりしているので、タワーもまっすぐ、安定して立っています。
ところで、記録が抜かれたことを、次の授業で男の子に伝えたら、どんな反応をしてくれるでしょうか?ちょっと意地悪ですが、楽しみです。
歯車を上手に使うと面白い動きのロボットを作ることができます。先日の授業ではマルチドライブくんという、1つの モーターで前輪だけでなく後輪も動かすことのできる車型のロボット作りに挑戦しました。回転の動きを垂直に伝えることのできるベベルギアを使うのがポイントです。
ロボットが完成したあとは、ベベルギアをさらに追加して、動きを別の場所に伝えていきます。前の授業で使い方をマスターした平歯車も使って、どうすれば面白い動きになるか試行錯誤をしていきます。
「歯車を取り換えてスピードアップさせたい」
小学4年生の女の子の挑戦です。ギア比(組み合わせる歯車の歯の数の比)を変えて高速で走れるようにできないか実験をしますが、スピードを上げた分パワーが落ちてしまい、地面をうまく走れません。タイヤのサイズを変えたり、ゴムを外して摩擦を減らしたり実験を繰り返して、見事スピードアップに成功!
「歯車をどんどんつないでみたら・・・」
こちらは小学2年生の男の子。上からみると、ベベルギアを上手に使って動きを前に伝えているのがわかります。さらに平歯車をつないで、いかにもメカ!という感じの楽しいロボットに仕上げてくれました。
「曲がれる車が出来た!」
ベベルギアを追加して、前進するタイヤと垂直になるようにもう1つタイヤを取り付けたら、なんとモーターが1つなのに車が曲がっていく!大発明に本人も先生もテンションMAXです。
「上にも動きを伝えよう」
ベベルギアを追加して前に動きを伸ばしたあと、さらに平歯車上にも動きをつないています。上手にパーツを固定して、楽しいくるくるまわるしかけを作ってくれました。
技術を身につけると、自分の作りたいものもどんどん広がっていきます。どんなものを作りたいかあらかじめ決めてチャレンジする子、やっているうちに面白い動きに気づいて夢中になる子 。ものづくりの過程には両方がありますが、どちらもできるのがこの教材(LEGO Mindstorm EV3)のいいところですね。
アドバンスト1コースでは、12月に歩くロボットの製作を行いました。タイヤで走るロボットに比べて、歩行型はまっすぐ前に進むだけでも一苦労。なんとか歩かせようと試行錯誤していくうちに、ロボットの重心や足を前に出すためのリンク機構の可動域、足と地面との摩擦など、歩くための様々な要素を 子どもたちは自然と 意識するようになっていきます。これぞ実践の中の学び。
さらに、何回もチャレンジするうちに、偶然、面白い動きが生まれることもあります。授業が終わる頃には、オリジナリティーあふれるロボットが何台も教室を歩き回っていました。そんな作品の中からいくつか紹介したいと思います。
脚が長くなるとバランスを取るのが難しいのですが、このロボットは上手に歩けています。
こちらは、本体部分が揺れることで前に進みます。スキーみたいですね。
中には、こんなアイデアを思いつく子もいました。
歩行型掃除ロボット!手前がほうきのようにゴミを運びます。その後ろにはゴミを集める仕組みがあります。
最後に紹介するのは、段差を乗り越えることに挑戦したロボットです。
大苦戦の末、見事成功!後ろ脚のゴムパーツがポイントです。
子供向けロボットプログラミング教室『プログラボ』、アドバンスト1コースの授業で『茶運びロボット』を作りました。
茶運びロボットの原型は、日本に昔からある“からくり人形”で、人形の持つお盆に茶碗を載せると、お客さんのところまでお茶を運んでいき、茶碗を取り上げると、その場で止まり、そしてまた、飲み終わった茶碗を載せると、動き始めて帰っていきます。
基本の茶運びロボットを作って、歯車がつながったり離れたりする“からくり”を確認した後は、各自で自由に改造しました。
こちらの作品は、回転ずしの代わりにロボットが寿司を運んでくるので、それを箸で取るゲームです。スピードが速いので、つかむのがとても難しいです。
次の作品は、2人のプレイヤーがコップの中の細かいレゴパーツをお箸で取り合って、たくさんとれた方が勝ち、というようなゲームです。箸づかいが試されます。
この作品は、プレゼントを運ぶサンタロボットです。プレゼントを全部渡し終えるとロボットが止まって、「メリークリスマス!」の表示が出るのですが、表示のきっかけにジャイロセンサーを使いました。お盆に取り付けたジャイロセンサーの角度変化に反応して、画面が表示される仕組みです。
この作品も、先ほどのと似ていて、運んでいるものを持ち上げたら、「ありがとうございます」と音が鳴ります。ただ、こちらはジャイロセンサーではなく、カラーセンサーの反応をきっかけにしています。
こういう自由な発想が、アドバンスト2以後の「自由制作」に活かされればと、思いました。