歩行ロボットをアレンジ

アドバンスト1コースでは、12月に歩くロボットの製作を行いました。タイヤで走るロボットに比べて、歩行型はまっすぐ前に進むだけでも一苦労。なんとか歩かせようと試行錯誤していくうちに、ロボットの重心や足を前に出すためのリンク機構の可動域、足と地面との摩擦など、歩くための様々な要素を 子どもたちは自然と 意識するようになっていきます。これぞ実践の中の学び。

さらに、何回もチャレンジするうちに、偶然、面白い動きが生まれることもあります。授業が終わる頃には、オリジナリティーあふれるロボットが何台も教室を歩き回っていました。そんな作品の中からいくつか紹介したいと思います。

脚が長くなるとバランスを取るのが難しいのですが、このロボットは上手に歩けています。

こちらは、本体部分が揺れることで前に進みます。スキーみたいですね。

中には、こんなアイデアを思いつく子もいました。

歩行型掃除ロボット!手前がほうきのようにゴミを運びます。その後ろにはゴミを集める仕組みがあります。

最後に紹介するのは、段差を乗り越えることに挑戦したロボットです。

大苦戦の末、見事成功!後ろ脚のゴムパーツがポイントです。

『茶運びロボット』を改造♪

子供向けロボットプログラミング教室『プログラボ』、アドバンスト1コースの授業で『茶運びロボット』を作りました。

茶運びロボットの原型は、日本に昔からある“からくり人形”で、人形の持つお盆に茶碗を載せると、お客さんのところまでお茶を運んでいき、茶碗を取り上げると、その場で止まり、そしてまた、飲み終わった茶碗を載せると、動き始めて帰っていきます。

基本の茶運びロボットを作って、歯車がつながったり離れたりする“からくり”を確認した後は、各自で自由に改造しました。

回転ずしゲーム

こちらの作品は、回転ずしの代わりにロボットが寿司を運んでくるので、それを箸で取るゲームです。スピードが速いので、つかむのがとても難しいです。

ドキドキお箸ゲーム

次の作品は、2人のプレイヤーがコップの中の細かいレゴパーツをお箸で取り合って、たくさんとれた方が勝ち、というようなゲームです。箸づかいが試されます。

メリークリスマス!

この作品は、プレゼントを運ぶサンタロボットです。プレゼントを全部渡し終えるとロボットが止まって、「メリークリスマス!」の表示が出るのですが、表示のきっかけにジャイロセンサーを使いました。お盆に取り付けたジャイロセンサーの角度変化に反応して、画面が表示される仕組みです。

ありがとうございます!

この作品も、先ほどのと似ていて、運んでいるものを持ち上げたら、「ありがとうございます」と音が鳴ります。ただ、こちらはジャイロセンサーではなく、カラーセンサーの反応をきっかけにしています。

こういう自由な発想が、アドバンスト2以後の「自由制作」に活かされればと、思いました。

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好きこそものの上手なれ!

子供向けロボットプログラミング教室『プログラボ』のブログ担当です。
とある教室の、とある小学校5年生の男子生徒さん(アドバンスト1)、いつもの授業の曜日でもないのに教室にやってきました。聞くと、どうしても作りたいものがあるそうです。
先生は、今日だったらいいか、ということで、「自由に作ってもいいよ」と。
そして出来上がったのが、こちら戦車ロボットです。

戦車ロボット①
戦車ロボット(動画)

戦車好きの男子は多いです!キャタピラパーツを使いたい生徒も多いです!
ですが、これがなかなか簡単ではなく、キャタピラの長さや、軸の固定の仕方などを考えなければならず、上手くできずに、途中で断念することも。。。
ですが、これまでの授業での、制作やプログラミングの学びが活きたのか、ほとんど一人で仕上げました。(もちろん設計図はありません。)

かっこいいフォルムやミサイル部分の長さなど、こだわりが詰まっています。
プログラムはEV3本体のボタンで前後左右に動かして・・・輪ゴムのミサイルも発射できるようにしました。

その後、できあがった作品を、みんなに見せたい!家族に見せたい!と。他の生徒たちの前で動かして、自ら写真を撮って、動画を撮って・・・

あれ?これっていつもの授業の「制作」「プログラミング」「プレゼンテーション」の流れそのものです!周りは何も言っていないのに、(無意識に)実践していました。

そして、興味のあることにどんどん突き進んでいく姿に、たくましさを感じました。

戦車ロボット②

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からくり装置を作ろう2

子供向けロボットプログラミング教室『プログラボ』では、プログラミングだけでなく、ロボットの機構についても学んでいきます。
千里中央校アドバンスト1コースの授業で、複雑で面白い動きをするロボットを作った様子を、先日のブログ記事『からくり装置を作ろう』でご紹介しましたが、別の教室での作品もご紹介したいと思います。

<作品①>
ボールがスタートするところにカム機構が使われています。
ボールが途中の壁に当たって、方向を変えるかと思うと、壁がクルッと回転し、そのまままっすぐ進みます。
そして、最後はタッチセンサーに当たって、「ピタゴラスイッチ じゃんけん・・・」と表示されます。(じゃんけんの結果は、ランダムで表示されるようになっています。)
タッチセンサーを固定できると良かったのですが、ちょっと時間切れでした・・・。

<作品②>
こちらも、スタート部分にカム機構が使われています。
タッチセンサーのボタンが押されたら、成功!
音楽が鳴って、もう一つのモーターが回って楽しい気分になれます!ちなみに、音楽は一音ずつプログラムした自作のものです。

<作品③>
こちらの作品は、スタート部分がカム機構とリンク機構の組み合わせです。(動きとしては他のと同じですが・・・)
ボールが転がるレール部分が、とても”キレイ”に作れています。最後のボタンを押すところが工夫されていますが、その部分は、先生にアイデアをもらっていました。

<作品④>
ピタゴラ装置以外を、最後に1つご紹介します。
歯車やリフトアームと呼ばれる基本のパーツが複雑に組み合わせれて、おもしろい動きをする「謎の装置」。最初は「鳥」を作っていたようですが・・・
リンク機構が使われています。

カム機構・リンク機構の動かし方をいくつか練習し、いろんな作品例を見せた上で、「カム機構・リンク機構を使って、自由に制作していいよ」と進めましたが、最初は何をどう作っていいか分からない生徒が多数。
でも、いろいろやってみる中で、最後はもっとパーツをつなげたくなってきて、「時間が足りない!」「来週もしよう!」という感じになっていました。

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ジャイロ コントローラー

子供向けロボットプログラミング教室『プログラボ』、11月のスタンダード2コースは、センサーを使ったロボットとプログラムを学びました。

この週のテーマは、傾きや角度を測れる「ジャイロセンサー」。
ジャイロセンサーは、スマホやデジカメなどの電化製品に入っています。が・・・それよりも、小中学生にとって(小中学生以外も?)もっと身近なのが「ゲームコントローラー」。Nintendo SwitchWiiなどの操作で馴染みのある生徒も多いようです。

ということで、それぞれがオリジナルのコントローラーを組み立てて、車型のロボットをマリオカートのように動かしてみました。

ハンドル風だったり、コンパクトな形状だったり、大きさも様々。
タッチセンサー(ボタン)も上向きだったり奥向きだったり・・・

実際のゲーム機のコントローラーも、持ちやすさや押しやすさなど、誰かが検討し、デザインし、作られているということを話しましたが、そのことがリアルにイメージできてくれると、嬉しいです。

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