ボール磨きマシーン

夙川校アドバンスト2コース 2018年度制作作品
アドバンスト2コースの中学生が作った作品です。マインドストームEV3に付属している金属製のボールのパーツが、ほこりで度々汚れてしまうので、ボールを磨くためのロボットを作ってくれました。

プログラムを実行すると、ボールの供給から、磨き、仕上げ拭き、排出、まで自動で行われるようにプログラムされています。EV3のインテリジェントブロック1つで使えるモーターは4つまでですので、
・タイヤの回転
・左右の送り
・ボールの供給
・磨くための布の押し付け
それぞれにモーターを割り当てています。
そのためボールの供給台の回転(逃がし)機構のために、歯車を使って、布の押し付けの動力と連動するようになっています。

布にはウェットティッシュを使って押し当てているので、埃汚れ程度ならきれいになります。さすがに錆びついた汚れは無理ですが・・・。元々はWRO用のロボットに使っているものをメンテナンスするために作られたのですが、競技用ロボットでは金属ボールは走行が不安定になるため、結局あまり使うことはありませんでした。

実用的なものを作るのは、身の回りの問題解決に直結しますし、ロボット教材で実際に使える道具を作るのも良い経験になったと思います。