ベベルギアで回転を伝えよう

歯車を上手に使うと面白い動きのロボットを作ることができます。先日の授業ではマルチドライブくんという、1つの モーターで前輪だけでなく後輪も動かすことのできる車型のロボット作りに挑戦しました。回転の動きを垂直に伝えることのできるベベルギアを使うのがポイントです。

ロボットが完成したあとは、ベベルギアをさらに追加して、動きを別の場所に伝えていきます。前の授業で使い方をマスターした平歯車も使って、どうすれば面白い動きになるか試行錯誤をしていきます。

「歯車を取り換えてスピードアップさせたい」

小学4年生の女の子の挑戦です。ギア比(組み合わせる歯車の歯の数の比)を変えて高速で走れるようにできないか実験をしますが、スピードを上げた分パワーが落ちてしまい、地面をうまく走れません。タイヤのサイズを変えたり、ゴムを外して摩擦を減らしたり実験を繰り返して、見事スピードアップに成功!

最後にコンパスのようにくるくる回れるようにしてくれました

「歯車をどんどんつないでみたら・・・」

こちらは小学2年生の男の子。上からみると、ベベルギアを上手に使って動きを前に伝えているのがわかります。さらに平歯車をつないで、いかにもメカ!という感じの楽しいロボットに仕上げてくれました。

「曲がれる車が出来た!」

ベベルギアを追加して、前進するタイヤと垂直になるようにもう1つタイヤを取り付けたら、なんとモーターが1つなのに車が曲がっていく!大発明に本人も先生もテンションMAXです。

「上にも動きを伝えよう」

ベベルギアを追加して前に動きを伸ばしたあと、さらに平歯車上にも動きをつないています。上手にパーツを固定して、楽しいくるくるまわるしかけを作ってくれました。

超音波センサーを顔のように使っているでチャーミングです。

技術を身につけると、自分の作りたいものもどんどん広がっていきます。どんなものを作りたいかあらかじめ決めてチャレンジする子、やっているうちに面白い動きに気づいて夢中になる子 。ものづくりの過程には両方がありますが、どちらもできるのがこの教材(LEGO Mindstorm EV3)のいいところですね。