大阪府立大学理系女子大学院生チームIRIS(アイリス)による女子生徒限定イベントを開催!

こんにちは。プログラボのIRISイベント担当 楠本です。 今回は、11月23日(月・祝)プログラボ千里中央校で行われた、女子生徒限定イベントについてご紹介します。

ところで、理系分野における女性比率ってご存知ですか?
・大学における学部別女子生徒の割合 工学部:15.4%(全学部45.4%)
https://www.mext.go.jp/content/20191220-mxt_chousa01-000003400_1.pdf

・工学分野における女性研究者の割合:6%
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200543&tstat=000001032090&cycle=0&year=20190&month=0&tclass1=000001135303

・関西のプログラボにおける女子生徒の割合:15%

女性の割合がとても少ないのが分かりますよね。
原因としては、女子の理系分野に対する将来像が描きにくいことや、幼少期において男の子に比べて女の子向けのおもちゃには、工学要素が少なく馴染みがないなどさまざまです。

女の子にも理系分野のたのしさや、将来像を描くきっかけとなる場を作りたいという思いから今回のイベントの開催に至りました。 イベントには、大阪府立大学理系女子大学院生チームIRIS(アイリス)の皆さんを講師としてお招きしました。 イベント内容は、(1) IRISの専門分野に関する実験、(2) IRISとの交流会です。

IRISのメンバーは、航空宇宙工学や海洋システム工学、応用化学など様々な分野で研究をしています。どんなお話を聞けるのか楽しみです!

「コヒーラ式電波探知機」を作って、見えない電波を探知しよう!

「コヒーラ」とは、「接触する」という意味です。アルミカップに静電気を溜めて放電することでLEDの両端の、アルミ箔とボタン電池が電気的に接触し導通状態になり、手を触れていないのにLEDを点灯させることができるという実験です。

まずは、IRISのレクチャーのもとアルミカップを作ります。

LEDも準備して、完成!

次に、塩ビパイプで摩擦し静電気を発生させます。一生懸命擦るのが大変です!

発生させた静電気を、慎重にアルミカップに溜めていきます… アルミカップに静電気が溜まってくると、「パチッパチッ」という音が聞こえてきました。

プラカップを被せたLEDに、静電気の溜まったアルミカップとフォークを近づけ接触させると…

LEDが点灯しました!
会場には思わず「おお~!」という声があがります。

手を触れていないのに、LEDが点灯したのには、「静電気」「動電機」「電磁波」というキーワードがあるようです。IRISの皆さんが実験の仕組みについて丁寧に教えてくれました。

続きは、中学の理科の授業で勉強とのこと。今から楽しみですね!
実験の仕組みも分かったところで、後半はIRISとの交流会です。

IRISとの交流会

まずはIRISのメンバーが、普段どんな研究をしているのか、学生生活について話をしてくれました。参加者は皆、話に興味津々です。自分の興味のあることを学べて、自由な時間がたくさんあって…なんだか大学生って楽しそう!

座談会では、「理系文系ってなに?」「学生生活でやっておけばよかったことってある?」など、参加者からIRISにたくさんの質問が飛び交いました。

今回のイベントでは、参加者が普段関わる機会の少ない大学院生との交流を通してさまざまな新しい世界を知ることで、子どもたちの興味関心の幅が広がる場となりました。
プログラボではこれからも、子どもたちがさまざまな経験を通して成長できる機会を作っていきたいと思います。

~おまけ~

イベント終了後、今度は参加者であるプログラボの生徒たちが自分たちの作ったロボットをIRISに紹介しました!IRISの皆さんも興味津々で子どもたちの話を聞いていました☆