EV3基本セットのタイヤは1回転で何cm進むかな?

LEGO マインドストーム® EV3 基本セットに入っているタイヤは1回転で何cm進むか知ってますか?学園前校室長の溝渕です。

意外に知らない人が多いんですよね。 実はこれを知っているだけでなんとなく入力していた数値も論理的数値に近づいちゃいますので、この機会におぼえておくのも良いと思います。

それではEV3の基本セットに入っているタイヤで調べてみたいと思います。じゃーどうやって調べるか。一番簡単なのはタイヤに紙を巻き付けて1周したとこに印をつけて測る方法です。これなら タイヤ1回転で何cm進んだのか簡単にわかっちゃいますよね。

タイヤを紙で測る

でもタイヤに少し弾力性があるので紙が少し浮いてしまったりして、正確に測るのが難しかったりもします。じゃーもっと他に測る方法はないかな?いやいや他にもあるんですよね。実はタイヤの直径がわかれば1回転の距離をわりだすことができるんです。

そう高学年になったら授業でやる「円周を求める公式 (直径×円周率)」を使うのです。直径のサイズがわかれば、円周率「3.14」をかければ計算することができます。じゃータイヤの直径を物差しで測る?

いえいえそんなことをしなくても実はタイヤにサイズが記載されているのです。皆さん知ってましたか?タイヤの側面をよく見てください。文字が書かれてますよね。

「©LEGO Group 2001 56×28 ZR」と記載されています。その中の「56×28」がタイヤのサイズになります。「56」がタイヤの直径で「28」がタイヤの幅になります。ということは円周を求める公式が「直径×円周率」なので「56mmx3.14=175.84mm」になります。なので1回転進むと約17.5cm進みます。

ただ実際にはタイヤ・モーターの個体差や地面の摩擦度やロボットの重量などなどいろんな条件が加味されると多少のズレはでるので実際に動かすことも大切です。それがロボットプログラミングのおもしろさでもあるので忘れないでくださいね。

いかがでしたでしょうか?実際のミッションではコースを長さを測ることはあまりしないかと思いますが1回転で約17.5cm進んでいるんだなと意識するだけでプログラミングが楽しくなるので試してみてください。

プログラボ学園前 室長 溝渕健作

ゼロから未来を創造する自由製作-プログラボ学園前

今日は学園前校の9~12月に行われた「アドバンスト2・3の自由制作」についてお話ししようと思います。 子ども向けプログラミング教室「プログラボ学園前」室長の溝渕です。

アドバンスト2コース以上では 、毎年9~12月にかけて自由製作にとりかかります。教室単位で自由制作のテーマは色々です、例えば野田阪神校や上本町校ではゲームセンターをテーマにみんなが楽しめるものをEV3やスクラッチなどを使って自由製作に取り組みました。

野田阪神校自由製作のブログはこちらをクリック

学園前校での2020年度のテーマは「未来にあったら良いロボットやシステム」というテーマで子どもたちに考えてもらいました。自由製作のプロセスは次のような流れです。

  1. どんなロボットやシステムが未来にあったら良いかを考える(アイデアをいっぱい話す)
  2. アイデアをもとにラフな感じで全体像をスケッチしていく(文字を中心に紙にいっぱい書く)
  3. 未来のロボット・システムのイメージ図を書く(iPadで具体的にイメージして描く)
  4. その図をもとにLEGOのEV3で試作品を作る

下記の絵が未来にあったら良いものの一部です。どんな役割をするロボットかみなさんわかりますか?とてもユニークな発想ばかりですよ。

いくつかご紹介します。まずは未来の自動販売機「移動型自動販売機ロボ」です。

学園前校自由製作2

自動販売機の概念として固定されて動かないというのが思い浮かぶかと思うのですが、そうではなくてジュースが飲みたい思う人のところにフラット現れてくれるロボットがあれば便利だよねという発想から生まれたロボットです。外見をかわいらしくしているのは、四角く大きな自動販売機が突然前に現れたら怖いので、かわいらしいネコ型ロボットにしたとのことです。

次は、未来のお風呂システム「気分や体調に合わせて入浴剤をカスタマイズしてくれるお風呂」です。これは個人的に早く実現してほしいです。

学園前校自由製作2

疲れた時にお風呂に入るときに癒してくれるのが入浴剤です。入浴剤は風呂に入る前に自分で選んで手動で入れますが、このロボットはその人の体調や精神状態を自動で判断してAIが入浴剤をカスタマイズしてくれるそうです。

3つ目は、未来の食卓で役に立つ「配膳ロボ」です。

配膳ロボ


お母さんのお手伝いをできるロボットとをいうことで考えたものです。 食卓の上で動くロボットなので小さくてかわいらしいロボットです。 これがあれば大人数の家族でも大丈夫かと思います。

これ以外にもたくさんたくさん子どもたちは考えてくれました。子どもたちには今できることだけを創造してもらうのではなく、まずこんなものがあったら良いなというモノをイメージすることが大切かと私は思っています。

子どものころに夢見たロボットをずっと考え続けて、いつの日か未来を想像して考えたロボットを作って欲しいなと思っています。これからも子どもたちにはゼロからより良い未来を創造していって欲しいなと思います。

学生たち主催によるTEDxが奈良で開催「TEDxYouth@Wakakusa」

今日は奈良で開催される「TEDxYouth@Wakakusa」についてお話ししようと思います。その前に「TED」について少しおさらいを。 子ども向けプログラミング教室「プログラボ学園前」室長の溝渕です。

TED(テド)」とは、“Ideas worth spreading”(広める価値のあるアイデア)のコンセプトのもと、プレゼンテーションイベントを組織するアメリカの非営利団体で、毎年、イベントには各界の著名人が登壇し、世界最高峰のプレゼンテーションが行われています。 そして世界各地で行われているのが地元版「 TED 」が「TEDx(テデックス)」です。世界170か国で開催されており、日本でも東京・札幌・京都など全国各地で TEDx イベントが開催されています。

TEDxを開催するには厳しい審査を受けTED本部から正式にライセンスを受けて初めて開催できるのですが、2020年8月に TEDxYouth@Wakakusa がライセンスを受け発足し、2021年1月24日奈良県で初めて開催することとなりました。

TEDxYouth@Wakakusa

TEDxYouth@Wakakusa
・日時:2021年1月24 日(日)13:00~17:00
   (※時間は多少変更する可能性あり。)
・場所:奈良教育大学講堂(プレゼンテーション会場)

TEDxYouth@Wakakusa 」はコロナ禍にもかかわらず、学生が主体となって起ち上げていて、日本では他に類を見ない教育的に大変価値の高い取り組みとなっています。 そのことに共鳴を受け、プログラボでは学生たちの夢の実現のお手伝いができればと思い、プラチナムパートナーとして参加しています。

2021年の TEDxYouth@Wakakusaのテーマは
“Connect -Move myself,Break myself-” です。

テーマにある「CONNECT」は、学校という枠を超えたつながりを感じ、いろんな経験をされてきた大人とも出会える場を作りたいという思いからメインタイトルにされたそうです。そしてセカンドタイトルである「Move myself, Break myself」は、文字通り、自ら動き殻を破るような人になり、「コロナだからできない」のではなく「コロナだからこそやる」という、ある意味矛盾した発想を大切にし、自分が興味のあることや好きなことに没頭する時間を設けて、今までにない新しい自分を見つけてほしいという思いが込められているそうです。

日時は1月24日(日)、場所は奈良教育大学講堂で開催されます(オンライン開催の可能性あり)。気になる方はぜひともホームページをチェックしてみてください。

TEDxYouth@WakakusaのHP
https://www.tedxyouthwakakusa.com/

当日は私もパートナーとして参加しますので、イベントのレポートは後日ブログにアップしたいと思います。

TEDxYouth@Wakakusa」のイベント情報

<開催日時>
2021年1月24日(日)

<場所>
奈良教育大学講堂(プレゼンテーション会場)

<スケジュール>
9:00 受付開始
9:30 オープニングセレモニー
10:10 トークセッション①
10:30 トークセッション②
11:00 ポスターセッション
11:50 オリジナルセッション
12:20 昼食休憩
13:30 ブレイクタイム
14:10 トークセッション③
14:30 トークセッション④
15:00 ポスターセッション
16:00 クロージングセレモニー
16:30 終了予定
※当日、時間は左右する場合がございます。ご了承ください。

<参加費>※チケットは事前購入が必要です
https://tedxyouthwakakusa.peatix.com/
中学生:無料
高校生:500円
大学生・専門学校生:1,500円
大人:3,000円

TEDxYouth@Wakakusa
プログラボはTEDxYouth@Wakakusa を応援しています。

みなさんプレゼンテーションイベント「TED」知ってますか?

今日は「 TED 」についてお話ししようと思います。 子ども向けプログラミング教室「プログラボ学園前」室長の溝渕です。

えっ!!映画にでてくるぬいぐるみの「TED」?、その「 TED 」ではありません。毎年カナダ・バンクーバーで行われている 世界的講演会 「TED Conference」の「 TED 」です。

正式には「Technology Entertainment Design」の意味で、略して「TED(テド)」と世界中で呼ばれていて、学術・エンターテインメント・デザインなど様々な分野の人物がプレゼンテーションを行なうことでも知られています。

TED (テド)は、“Ideas worth spreading”(広める価値のあるアイデア)のコンセプトのもと、プレゼンテーションイベントを組織するアメリカの非営利団体です。毎年イベントには各界の著名人が登壇し世界最高峰のプレゼンテーションが行われています。 様々な分野の最新情報や研究内容を発表することもあり、近未来を予測するうえでも重要なプレゼンテーションの発信の場しても位置付けられています。

ちなみに2015年の「 TED 」では、マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏が、核戦争よりも新型ウィルスが脅威であることを発表し、今から取り組み始めればパニックに陥ることはないとプレゼンテーションしていたのです。

TED はカナダのバンクーバーで毎年行われているのですが、実は世界各地でも行われているんです。もちろん日本でも開催されています。ただTEDの名称ではなく「TEDx(テデックス)」と呼ばれています。

TEDx(テデックス)は、TEDの“Ideas worth spreading” (広める価値のあるアイデア)という理念を共有するために世界各地で活動しているコミュニティです。 いわば、地元版TEDといえます。毎年、3000回を超えるイベントが世界170か国で開催されており、日本でも東京・札幌・京都など全国各地で TEDx イベントが開催されています。

日本で有名なスピーカーといえば、「思うは招く」をプレゼンテーションされた植松努さんです。植松努さんは北海道にある社員数20名の町工場「植松電機」の社長さんで、小さい会社ながらも子どものころから夢に見たロケット打ち上げ開発に取り組んでいる素晴らしい人で、「どうせ無理」という言葉を無くし、「だったらこうしてみたら」という言葉に変えてみんなで 夢を実現しようという魅力的なプレゼンテーションをされています。

TEDでは世界中の人たちにスピーカーたちのプレゼンテーションを届けたいという思いもあり、2006年からYouTube配信も始めていて、TEDチャンネルの登録者数は1860万人総視聴回数は19億回、TEDxチャンネルの登録者数は 2890 万人、総視聴回数は 52 億回を超え、世界中の人たちが視聴しています。ちなみに海外の方のスピーチもボランティアの方々が翻訳してくれているので外国語が苦手な方でも安心して視聴することができます。ぜひ一度ご覧いただければと思います。

TED YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/user/TEDtalksDirector
TEDx YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/user/TEDxTalks

次回は、TEDxが1月24日に奈良で TEDxYouth@Wakakusa が開催されるので、その取り組みについてご紹介いたします。

TEDxYouth@Wakakusa
プログラボは TEDxYouth@Wakakusa を応援しています。