アドバンスト1コース:カム機構・リンク機構を使ったミニからくり装置

子ども向けロボットプログラミング教室プログラボ北大路のえもりです。

アドバンスト1クラスでは、ロボットの仕組み(からくり)について学んでいます。
カム機構、リンク機構、歯車・・・ビギナークラスやスタンダード1クラスから通ってくれているベテランの生徒たちには、今までにも学んできた内容です。逆に言うと、それだけ重要で、奥が深いとも。

さて、今回はカム機構とリンク機構、一通り仕組みをやってみて体感した後は、【ミニからくり装置】を自由に作りました。
ボールが転がっていったり、複数の箇所がおもしろく動いたり・・・簡単そうに見えますが、やってみると意外と難しい!

カム機構と歯車とゴムを使って、複雑に動く装置を作ってくれました。

ボールが下の段に落ちて、上手くキャッチできると気持ちいい♪

2か所にボールの引っかかりポイントがあり、カム機構で上に押して超えていきます。

レールを曲げるのは、結構難易度高いです。

実は、先生の作品を完コピしたものですが、微妙な高さ調整などをしたおかげで、お手本よりも流れがスムーズになりました。

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ロボット競技を動画で【ふりかえり】

子ども向けロボットプログラミング教室プログラボ北大路のえもりです。

プログラボのスタンダード2コースより上のクラスでは、春~夏にロボット競技に挑戦するようなカリキュラムになっています。
そして、8月には、競技の内容や、取り組んだ結果、感想などをスライドや動画にまとめて、「ふりかえり」を行います。

競技でいい結果が出た生徒たちには誇らしい時間なのと同時に、競技はあまり得意ではない生徒の中にもスライドや動画を作る作業自体が好きな子が一定数いて、夏休みのちょっと気が抜けた(?)時期にも、楽しく取り組んでいる生徒が多いようです。

私も、プログラボカップ(PLC)というプログラボ内で開催される競技会のルールで、ロボット競技に挑戦し、サンプル動画を作成してみました。

(もし生徒がこの競技をやったら、という想定で気楽に作っていますので、
あまり厳しい目で見ないで下さい。)

この授業で思うことがあるのですが、それは子どもたちの動画に対するクオリティというか、編集力が、年々上がっているように思います。何も言わなくてもシーンに合った音楽や効果音を選べたり、おもしろいテロップを付けていたり。
恐らく、YouTubeやTikTokなどで、動画に触れる機会も多いからだと思います。

何か困ったこと、知りたいことがあった時、それは大抵、誰かが動画にしてくれていて、動画で見るのがすごく簡単で、効率的で・・・そのうち、学校や会社のレポートも動画で提出、という時代が来るのかも!?

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アドバンスト1:ミドル競技に挑戦!その結果は・・・

子ども向けロボットプログラミング教室プログラボ北大路のえもりです。

アドバンスト1・2・3といった上級生たちのクラスは、夏のロボット競技大会に向けて4月から準備や実際の取り組みを進めてきました。
北大路校のアドバンスト1クラスではWROという全国規模・世界規模の大会の京都予選会に向けて「ミドル競技」に挑戦し、先日、教室内で競技会を実施しました。
京都予選会に出場・不出場に関わらず授業内で同じルールで取り組みましたので、出場する生徒には中間発表的な意味合いで、出場しない生徒にとってはこれが本番です!

今年のミドル競技・小学生部門、海洋の環境保全がテーマになっており、主なミッションは2つです。
1)船から出される廃棄物を正しいリサイクルエリアに運ぶ
2)浅瀬に迷い込んだクジラを保護エリアに運ぶ

なお、廃棄物とクジラのオブジェクト(ブロック)は、それぞれ4か所のどこに置かれるか、競技直前に抽選で決まるので、どこに置かれても正確に早く運ぶプログラミングが求められます。

昨年取り組んだベーシック競技よりも格段に難しくなっていて、センサーをうまく使ったり、微妙な調整をしたり・・・が求められます。
さらに、プログラミングをよりスムーズに行うためには、運ぶ順番、機構、ロボットの形状などに、どれだけ合理的で建設的なアイデアを出せるかが肝心です。

さて、北大路校で比較的うまくいったチームの様子を動画でご紹介します。

もう1チーム・・・

みんな、口では「競技なんて興味ない!」「どうでもいい!」と強がっているのですが、いざ本番となると緊張するようで、競技中は手を合わせたり握ったりして、結果を見守っていました。(あるいは、見ないように遠くに離れたり・・・)
実際には、抽選結果が有利に働くとか、練習で上手くいっていた箇所なのに本番だけ失敗するとかもあったんですが、それも含めて「ロボット競技」です!

なお、京都予選会に出場するチームの成績が奮わず、出場しないチームの成績が総じて良かったのですが、本番にピークを合わせるアスリートのコンディション調整みたいなことなんでしょうか???

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ロボット制御のふりかえりのRPG風ミッション

子ども向けロボットプログラミング教室プログラボ北大路のえもりです。
アドバンスト1・2・3といった上級生たちのクラスは、夏のロボット競技大会に向けて4月から準備や実際の取り組みを進めています。
アドバンスト1クラスでは今年度の最初の内容として、RPG風のコースを用いたミッションに取り組みました。
「ゴーレム」「オーク」「クラーケン」「ケルベロス」「ドラゴン」といろいろなモンスターがコースに出てきて、取り組むみんなもちょっと楽しそうです。

主な目的は、ロボット制御に関する復習なのですが、
・昨年度までと比べて大型になったロボットを正確に動かす。(特にきっちりターンできるように)
・ライントレース(黒い線をたどりながら移動する技術)を思い出す。
という感じになります。

さて、このコース、結果的に一番難しかったのが「オーク」のところでした。
単純な移動からライントレースに切り替わる際に、ライントレースで黒い線にうまく乗るための「切り替え地点」の範囲がすごく狭く、長い距離を移動してくるとどうしてもズレやすくなってしまします。
このズレをどうやって解消するか(スタート地点の調整なのか、プログラムの調整なのか、はたまたセンサーを使うのか・・・)というのがポイントになりました。

半分くらいの生徒は、最終的にはうまく乗れるように調整できました。(本番は運の要素もありますが・・・)
そして、そこの激ムズポイントを超えられたら、あとはゴールまで駆け抜けます!

ちなみに、剣(ソード)が置かれた洞窟が途中にあり、ここに立ち寄るとポイントアップすることを、サプライズで最終日に突然伝えました。
残り時間は約1時間。挑戦するかしないか、それぞれに任せたところ・・・3人の勇者が挑戦し、3人ともクリアすることができました。

1年前の最初のミッション、失敗を恐れてなかなか頑張れなかった生徒もいたのですが、1年経って、失敗しても何度も挑戦することに慣れてきたようで、成長を感じることができました。

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先生たちは授業の無い週に何をしているのか?3

子ども向けロボットプログラミング教室「プログラボ」ブログ担当です。
4月から3月までの1年間が基本のスケジュールとなるプログラボ、多くの教室で今年度の授業が終了し、今週は来年度の準備などをしています。

とある教室では、来年度のロボット競技についての研究をしています。
普段は子どもたちにアドバイスをする側の先生たちが、生徒役(と先生役)になって、【WROミドル競技】の小学生部門のルールで実際にロボット競技に取り組んでいました。

実はこの競技、全国大会も行われます。
ただ、こちらの教室ではアドバンスト1コースの子どもたちが、大会に出る人も出ない人も授業内でこの競技に挑戦する予定です。

テーマは『海洋生物の保護』です。船から出た廃棄物(ブロック)を船と同じ色のリサイクルエリアに運ぶのと、サンゴ礁の浅瀬に迷い込んだクジラを救出して、観察エリアまで移動させるのが主なミッションです。
なお、廃棄物とクジラの位置はそれぞれ4か所から抽選で決まるので、どこにあるかは事前には分かりません。つまり、どこにあってもクリアできるようにプログラミングしておく必要があります。

どうやって廃棄物を運ぶか、どうやって廃棄物のある船を探すか、どこを通って移動するか。。。ルールを読んで作戦を立てます。
例えば、船の廃棄物を探しに行く際の順番をよく考えないと、タイムロスになってしまいます。実際にやってみると、考えた順番と抽選結果がうまく合うとタイムがすごく早くなり、そういう意味で、運の要素も多分にありそうだということに気付いたり・・・

また、基本的には子どもが自分たちで考えて解決するのですが、子どもたちならどんな作戦を考えそうで、どこにつまずきそうか、その場合どんなアドバイスができるのか、というようなことをシミュレーションしながら取り組みました。(ですので、あえて子ども目線のあまりスムーズではない作戦もやってみました。)

そして、4時間弱の格闘の結果、こんな感じになりました。

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