ゲーム開発者の気分で『ジャイロカー』

子ども向けロボットプログラミング教室プログラボ北大路のえもりです。

今月は、センサーで計測した数値を使って、ロボットを動作させるプログラミングについて学んでいる、スタンダード2クラスです。

1週目「サウンドメーカー」 では、超音波センサーで計測した距離を音(の高さ)に変換して、楽器を制作し、
2週目「セーフティーカー」では、超音波センサーで計測した距離をスピードに変換して、距離が近づくとスピードを制御、
そして、3週目の今週は、ジャイロセンサーで計測した傾き(角度)に合わせて、クルマを操縦するようなプログラミングを学びました。


 超音波センサーで計測した距離を音(の高さ)に変換して、楽器を制作
2週目「セーフティーカー
 超音波センサーで計測した距離をスピードに変換して、距離が近づくとスピードを制御
そして、3週目の今週は、ジャイロセンサーで計測した傾き(角度)に合わせて、クルマを操縦するようなプログラミングを学びました。

まずは、クルマ型ロボットを操縦するための「コントローラー」を各々作ります。この時、持ちやすく、操作しやすく、ボタンが押しやすいように工夫されたゲーム機のコントローラーを意識しました。
みんな、ゲームが大好きなので、比較的スムーズに開発することができました。
(下の写真の矢印の装置がジャイロセンサーです。)

と同時に、プログラミングも進めます。
ジャイロセンサーのプログラミングを、1つずつ確認しながら進めていきます。

あとは、実際に試験走行をしながら、微調整。自分の感覚より少し曲がりが強そうなら、曲がりを抑えるために小さめの係数を掛けたり、操縦しやすいスピードを探したり、ブレーキボタンやダッシュボタンをプログラミングしたり・・・まるで本物のゲーム制作者の気分です。

全部できたら、サーキットコースを作って、さぁレースです!
障害物を置き、坂道を作ってと、コース設定自体も、子どもたち自身にしてもらって、走行を楽しみました。

ゲームの世界に入り込んで、カートレースのキャラクターたちとレースをしている―――頭の中ではそんなイメージだったんじゃないかと、思いました。

プログラボの詳細と無料体験会のお申し込みはこちらから

電子音を奏でる『サウンドメーカー』

子ども向けロボットプログラミング教室プログラボ北大路のえもりです。
この週、スタンダード2のクラスでは『サウンドメーカー』という、レバーを動かして電子音を奏でる楽器のようなものを作って、プログラミングしました。

楽器のように音が鳴る仕組みは、超音波センサーで測定したレバーとの距離(cm)を、音の高さ(Hz)に変換し、音を出しています。
ただ、距離(cm)と音の高さ(Hz)の数字の範囲は全然違いますので、そのまま変換するのではなく、プログラム上で計算を行い、いい感じの音が奏でられるように、各自調整しました。
(この計算式を作るところが、今後のセンサーのプログラムの授業で活きてきます。)

また、音の間隔を早くするとエレキギター風に、間隔を広くすると不気味な音楽になったり・・・そうしてできた、2つの音色を、ボタンで切り替えて演奏したり・・・

最後に、できあがった「サウンドメーカー」とそのプログラムで、実際に演奏をしました。

なお、演奏の様子は・・・残念ながら“音楽”というほど聴き心地のいいものではありませんでしたので、ここでは写真の紹介だけにしておきます。

プログラボの詳細と無料体験会のお申し込みはこちらから

『せんぷうき』から学ぶ機構

こんにちは!プログラボ千里中央 竹厚です。
夏の終わりに差し掛かり、秋の夜風が気持ちよい季節になってきました。

さて、スタンダード2コースでは、2週に渡り『せんぷうき』を作って色んな実験を行いました。

実は『せんぷうき』には、動かすために様々な技術が使われていて、プログミングだけではなく機構についても学ぶことが出来ます!

スイッチを押したら動くようにするにはどうしたら良いか?
『せんぷうき』の首振りをどうやって再現するか?
回転速度を変えたり、止めたりするにはどうすればよいか?
などなど。

一通り確認出来たら、今度は改造タイム!

見慣れた形の『せんぷうき』が子どもたちの自由な発想で変わっていくのは、見ているこちら側もワクワクさせてくれますね。

今後もたくさんのロボットを作っていきますので、お楽しみに!

火星の石を採取するミッション

子ども向けロボットプログラミング教室プログラボ北大路のえもりです。
スタンダード2のクラスの、5月の授業は『火星表面を探査しよう!』というテーマで、コース上に置かれた火星の石(ブロック)をロボットで採取してゴール地点まで運ぶミッションに挑戦しました。

目的地点までは、障害物がありますので、うまくよけながら進まないといけません。
うまくよけるために、「タッチセンサー」「超音波センサー」の2種類のセンサーを利用し、そのプログラミングや使い方を学びました。
(障害物をよける動きやセンサーの詳細は、先述のブログ記事で紹介されているので、そちらへ。)

さあ、岩の障害物ゾーンを抜けたら、いよいよ火星の石を狙いに行きましょう!
どうやって採取して運ぶかは、みんなのオリジナルアイデアです!

残念ながら、本番での大成功はありませんでした・・・。
授業は最後に、今回のミッションの工夫や結果を、前に出て発表してもらいました!

プログラボの詳細と無料体験会のお申し込みはこちらから

初めてのミッション、悔しい思い

子ども向けロボットプログラミング教室プログラボ北大路のえもりです。
スタンダード2のクラスの、4月の授業のテーマは『火星に宇宙飛行を届けよう!』ということで、宇宙のコースを使って、ロボットを火星まで進めるプログラムに挑戦しました。
火星に到着出来たら、火星の石を採取し、今後の火星開発のデータを取るといったイメージのミッションです。

4月の3回の授業で、ロボットを作り、プログラムを調整し、最後に「競技会&発表会」を実施しました。

この4月から初めて通う小学校高学年の、とある生徒さんですが、かなり順調に進んで、2回目の授業の終わりには、火星の石をつかんで、引っ張り出すことに成功しました!

ですが、日を改めての競技会の日、前回のプログラムで動かしてみると、どうもうまくいきません。
その原因はいろいろ考えられます。例えば、
・コースを敷いた場所が前回と違っている
・モーターの調子が前回と少し変わった
・ロボットのアームを改造したのでバランスが変わった・・・
実はロボットの“現実の”動きはとても繊細なので、ちょっとした変化で動きが変わって、うまくいかなくなったりします。

そういう(パソコン上だけではない)リアルな困難にも、どうやって対処したらいいか考えたり、 あきらめずに何度もトライしてほしい、と思って、取り組んでもらっていますが・・・初めての子どもには、ただただ混乱するばかりなのかもしれません。

いや、頭では分かっているのかも。でも、「できてたはずだったのに」「元に戻さないと」という焦りもあるのか、どこをどうしていいか、かなり考え込んでしまいました。
もともとあまり口数が多いタイプではないですが、この日は特に無口になっていました。

競技会までの時間も迫ってきます。
競技会後の発表で、工夫したところなどを話すことになっていますが、そのことも、もしかしたらプレッシャーになっているかもしれません。。。
それでも、黙々と失敗と調整と挑戦を繰り返す姿に、こちらも身につまされる思いです。

徐々に理想の動きが戻ってきつつありました。
が、とうとう競技会が始まってしまいました。
そして結果は、、、思う通りの結果とはならず、でした。

決して失敗ではないですし、よく理解してプログラミングしてくれていましたが、プレッシャーの中で取り組むということも含めて、本人には、悔しかったり、少しつらい体験だったりしたのだろうと思います。
こういう体験を1つずつ乗り越えて、ひと回り成長してもらいたいなと。そして、ここであきらめてしまわないで、5月の次のミッションにも、果敢に挑戦してもらいたいと、応援の気持ちでいっぱいです。ファイト!

プログラボの詳細と無料体験会のお申し込みはこちらから