WRO2019ハンガリー国際大会リポート(2)レギュラー初日

旅の2日目はいよいよ競技会場入りをしますが、まだ本番ではなく調整・練習日です。今回からのレギュラーカテゴリの内容は若田がお届けします。

まずは、宿舎からバスで会場まで移動します。着いたときにはすでにたくさんのチームが並んでいました。ちょうど前に沖縄から来ている小学生エキスパートのチームがいたので、いろいろお話しをしました。お互いはじめて世界に出るチームで分からないことだらけで不安でしたが、国内大会のこと、準備のことなど話をしているうちに緊張も解けてきました。

会場はレギュラー、オープン、フットボール&ARCの3つの会場に分かれています。 入場すると競技場ではいきなり選手とは別々になります。今日は本番走行はないのでとにかくいろいろな経験をしておいてほしいところ。

組立、調整が始まるまでは時間があるので、その間にオープン競技の会場やフットボール会場も見に行きました。フットボール競技も各国のロボットを見ていろいろ研究しようと思っていたのですが、コートが客席からやや離れていて、細かいロボットの作りなどが見られなかったのが残念です。双眼鏡必須でした。

そうこうしている間に、レギュラーカテゴリーの組立と調整が始まりました。スケジュール的にはいったん調整したあと再度バラシてランチ。その後、再び組立をして調整、実戦形式での練習試合となります。夜の間は、ロボットは 組み立てたまま 会場に置いて帰ります。(その他の機材は宿舎に持って帰れます)

ですので国内大会では組立のスピードが重要になりますが、今回の場合はそこまでではないかなという印象。もちろん早いに越したことはありませんが。

会場はLED照明が非常に明るく、環境的には悪くない感じ。ただあまりに光が強かったためか途中から少し弱めに調整されていました。午後にあったコーチミーティングでも、審判に照明やコートの素材について意見しているコーチもいました。

世界各国のロボットは、実際に見てみるまでは、YouTubeにアップされているようなすごいものばかりだと思っていましたが、そういったロボット以外にも国内大会で見かけるようなものもあって、各チーム様々なロボットで参加してきていました。

会場が広すぎて特に奥のほうは肉眼ではまったく見えません。各コースに設置されたカメラでWEB視聴はできるようになっていましたが、コーチにとっても選手の様子がしっかり伺えないのはつらいところ。幸い私達は手前のコートですぐぞばで見ることができました。

国によるレベルの違いももちろんありますが、それぞれ特徴があって、走行しているのを見ているだけでも非常に参考になります。
はじめは調整がうまくいっていなくても、試走を重ねる度に確実に仕上がっていく様子はさすが各国の代表、選手のレベルの高さを感じました。

午後の練習試合ではこれまでにあまりでないミスもあり18位でしたが(最終順位には影響なし)、ある程度明日の本番への手応えを感じて終えることができました。他にも本体の調子が悪くなり交換をしたりと、ミスや不具合がこの日に出てくれたのは明日以降のことを考えると幸いです。

また、この日は夜に開会式が行われました。徐々に本番への緊張感と共に、やってやろうという気持ちも盛り上がってきました。宿舎では今日ミスがあった箇所のプログラム修正を行い、バッテリーの充電など準備をし明日に備え、へとへとになっていたためすぐに就寝しました。

いよいよ競技本番がはじまります。

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