イタリア大会中に選手にインタビューをしました。
第二弾の選手は保泉さんです。
インタビュー02 保泉さん編

簡単に自己紹介をお願いします。
保泉太一です。
趣味はゲームで、よく遊んでいます。
WROに参加しようと思ったきっかけは何ですか。
初めての参加は小学校高学年の時でした。今のチームの2人に誘われたことがきっかけでした。
イタリア大会のロボットの設計や機能について教えてください。
色や明るさを読み取るカラーセンサーを付けておらず、コース上の黒線をたどるライントレースではなく、角度や傾きを測るジャイロセンサーを使って制御する方法にしました。
あとはミッションに使用されるオブジェクトを3つ同時に回収できることが特徴です。
チームで試行錯誤して最終的にこの方法に行きつきました。
プログラミングで特に工夫した点は何ですか。
プログラムの細かい部分を担当し、コースに配置されたオブジェクトの色を測定するときに配列変数を使う等、工夫を行いました。
レゴ®SPIKE™ プライム(以下、「SPIKE」)で競技に取り組むことが初めてだったので、とてもてこずりましたけど・・。
「てこずる」を難しさのレベル10段階で表すとどれくらいですか。
てこずりレベルは8、9ですね。
ジャイロセンサーのシステムが今まで使っていたマインドストーム®EV3(以下、「EV3」)と勝手が違っていたので。
焦りはありませんでしたか。
めちゃめちゃ焦りました。ターンもうまくいかないし、あれこれ大会は大丈夫かな?と思いながら(笑)
大会に向けてどのような準備をしましたか。
初めてのことが沢山あったのでずっとトライ&エラーの繰り返しでした。
あとはいつも通り楽しくワイワイやっていました。
チーム内でのコミュニケーションはどのようなことを意識していますか。
なにかひらめいたときは、できるだけ思ったことをすぐ言うようにしています。
逆に分からないことは他のメンバーに頼るなど役割分担を意識しました。

活動期間中に不安はありましたか。
はい、ありました。
プログラムがうまく動かないという、ただただそれが!
解決する糸口がみえたときの気持ちはどうでしたか。
ああ、来た!やった!という感じでした。
でもまだ若干穴がありそうだし、もうちょっと何とかしたいなと思いましたが、ようやく来たという具合でした。
参考資料を探しても、自分たちの取り組みにマッチする情報がほとんどなかったので、自分たちが考えた方法でうまくできたときは嬉しかったです。
イタリア大会ではチームリーダーが不在でしたがそれについてはどうですか。
リーダーが一番知識があり、プログラミングのレベルも高かったので自分たちにできるかが不安でした。でも、最終的には自分たちで一つ一つ手探りで進めていくことを決めて頑張りました。
大会中に直面した困難は何ですか、またどう乗り越えましたか。
配列変数は意外と簡単だったのですが、ジャイロセンサーの取り扱いが一番難しかったです。探しても情報がほとんどなかったため、ひたすらトライ&エラーでした。
大会を通じて得た経験は何ですか。
自分で考えて作る力と忍耐力が身に付いたと思っています。元々、自分は飽き性でしたが、大会を通じて少し変われたかなと思っています。
将来の展望は何ですか。
まずは、チームリーダーのいる高専に進学したいと考えています。そのうえで、叶うならエンジニアとして活躍してみたいと思っています。
エンジニアに興味を持ち始めたのはいつごろからですか。
父がゲーム好きで、その影響で幼稚園のころからパソコンを使って遊んでいました。
これから大会に参加しようと考えている人たちへのアドバイスはありますか?
最後まであきらめないで、直前までトライ&エラーを続けることを頑張ってほしいと思っています。
ありがとうございました。
ありがとうございました。