自分で作ったものが動く喜び♪

子ども向けロボットプログラミング教室プログラボ北大路のえもりです。

スタンダード2コースでは、扇風機の制作とプログラミングに挑戦しています。
扇風機には機械的(ロボット的)に様々な仕組みが使われており、また、プログラミングによる動かし方の復習にもなり、とてもいい教材の1つです。

ボタン(タッチセンサー)を使った動かし方、例えばボタンを押したらスイッチオン、ボタンで風力の強弱を切り替えられるなど、プログラミングを一通りやってみた後、自由に扇風機を改造しました。

扇風機に新たな機能を加えたり、全く違うものに作り変えたり・・・久々の自由改造を楽しむ生徒がたくさんいました。

扇風機にモーターとタイヤを追加して、【走る扇風機】にするのは比較的定番です。
が、こちらの作品は、タイヤを横向けに取り付けて・・・

ぐるぐる自分の周りを回って涼しくしてくれる、イメージでしょうか?

扇風機の後ろに何かついていますが、何でしょう?
歯車のギザギザを使って、近づいてきた【蚊】を捕まえる機能があるそうです。蚊を引き寄せるためのエサを入れる部分もあります。

その他には、扇風機の羽がタケコプターに改造されてヒト型ロボットが飛び回る、遊園地の絶叫系乗り物、などの作品もありました。

こちらの作品は、超音波センサーを使って羽が回ったり止まったりする、非接触の扇風機です。

ところで注目頂きたいのは、最後の動画、扇風機の後ろに移っているブロックのかたまり・・・実はこれ、新幹線はやぶさ号です。
というのも、前回の授業で、『家ですごく大きい消防車をブロックで作って、写真を見せてくれた子がいたよ』と紹介したところ、自分も見せたい!とのことで、自作した作品を家から持ってきてくれました。
ちなみに、先に紹介した消防車を作った生徒さんは、今度はスーパーカーを作り、また写真を見せてくれました。

こんなふうにブロック好きの子が、それをきっかけにしてプログラボに通ってくれてるケースも多いです。
自分が作ったものが動く!というのが、やっぱりシンプルに楽しいんでしょうね。

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ロボット競技を動画で【ふりかえり】

子ども向けロボットプログラミング教室プログラボ北大路のえもりです。

プログラボのスタンダード2コースより上のクラスでは、春~夏にロボット競技に挑戦するようなカリキュラムになっています。
そして、8月には、競技の内容や、取り組んだ結果、感想などをスライドや動画にまとめて、「ふりかえり」を行います。

競技でいい結果が出た生徒たちには誇らしい時間なのと同時に、競技はあまり得意ではない生徒の中にもスライドや動画を作る作業自体が好きな子が一定数いて、夏休みのちょっと気が抜けた(?)時期にも、楽しく取り組んでいる生徒が多いようです。

私も、プログラボカップ(PLC)というプログラボ内で開催される競技会のルールで、ロボット競技に挑戦し、サンプル動画を作成してみました。

(もし生徒がこの競技をやったら、という想定で気楽に作っていますので、
あまり厳しい目で見ないで下さい。)

この授業で思うことがあるのですが、それは子どもたちの動画に対するクオリティというか、編集力が、年々上がっているように思います。何も言わなくてもシーンに合った音楽や効果音を選べたり、おもしろいテロップを付けていたり。
恐らく、YouTubeやTikTokなどで、動画に触れる機会も多いからだと思います。

何か困ったこと、知りたいことがあった時、それは大抵、誰かが動画にしてくれていて、動画で見るのがすごく簡単で、効率的で・・・そのうち、学校や会社のレポートも動画で提出、という時代が来るのかも!?

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失敗は成功の・・・

子ども向けロボットプログラミング教室プログラボ北大路のえもりです。
スタンダード2コース、これまで4月ロボットで火星へ行って、火星の石を地球に持ち帰る、5月「火星に着陸した探査機が障害物を避けながら、途中で火星の石を採取する」の2つのミッションをご紹介しましたが、いよいよ6月は火星シリーズの最終ミッション

火星の電車“火星ライナー”で環状線を一周する

に挑戦しました。
※追加のミッションとして、最後から1つ手前の駅にいる駅員さんを、青い車庫に連れて行くというものにも挑みました。

ロボット競技で最も大事な技術の1つ、【ライントレース】のプログラミング学び、それを用いたミッションとなります。
ライントレースとは、白い床に黒い線を引いて、下向きに付けたカラーセンサーでその黒線を探し、辿りながらすすむ技術です。

成功するとこんな感じです!

駅員さんを車庫に連れて行くのに改造が必要で、これまで2か月の経験を活かして、各自が考えて改造しました。
みんなのアイデアを、いくつか見てみましょう!

車体の右側に腕を拡げるような改造が一般的でした。
ただ、それだけだと曲がって車庫に入る時に、せっかく運んだ駅員さんをタイヤで踏んでしまう場合があるので、タイヤのガードを付けたのがポイントです。

ものすごくシンプルな改造です。(これを考えた生徒さんは、いつも必要最小限のシンプルなものを考えてくれます。)
1本の棒(シャフト)が駅員さんを運ぶアームとタイヤのガードの両方を兼ねています。

アームを後方に付けるアイデアです。
タイヤの後ろで運ぶので、これで駅員さんがタイヤに踏まれてしまうことは無くなりそうです。

一方、車体の前方にアームを付けるアイデアです。
装飾性もあって、ミサイルやレーダー?がついていたり・・・
ブルドーザーの様に押す部分につけたギザギザ、これが引っ掛かりになって、駅員さんを落としにくく、いい仕事をしてくれていました。

意外と思い付かない、アームを斜めにするアイデア。
斜めにすることによって駅員さんを内側に寄せて、しっかり運ぶことができると、本人も競技後のプレゼンテーションで発表してくれました。

ここまでのミッションでいっぱい失敗しましたが、このミッションが上手くいって、自信を付けた生徒が多かったように思います。
「失敗を恐れないで挑戦する気持ち」に、少しでもつながればと期待しています。

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スタンダード2 2か月目のミッション

子ども向けロボットプログラミング教室プログラボ北大路のえもりです。
スタンダード2コース、前回ご紹介した4月のミッションロボットで火星へ行って、火星の石を地球に持ち帰るに引き続き、5月は

火星に着陸した探査機が障害物を避けながら、途中で火星の石を採取する

というものに挑戦し、授業の3回目、最後に競技会を行いました。

4月は何もアイテムを持たない状態でのロボットの移動でしたが、5月は「タッチセンサー」「超音波センサー」というアイテムを取り付けて、うまく障害物を避けて進みます。

【壁ドン!!大作戦!!】も浸透してきた様子です。
また、どうやったら石を採取できる(落とすことができる)か、それぞれ考えてロボットの改造もしました。

それでは、みんなの激闘の結果をどうぞ!

アームの位置がちょっとズレてた。。。
石を採取できた(落とせた)だけでも全然OK!
石を落としてゴールができた1
石を落としてゴールができた2
石をゴールに(ギリギリ)運べた♪
石をゴールにバッチリ運べた!!

パーフェクトでの成功者、4月は1人でしたが、5月は3人という結果でした。

さて、スタンダード2のクラスも4月に始まり2か月が経ちました。
実はこの1~2か月の頃に少しやる気を無くしてしまったり、気持ちが落ち着かなくなったりしてしまう生徒さんが、そこそこおられます。

その理由、例えば、
・昨年度のスタンダード1では50分だったのが90分に延びて、体力的にしんどい。
・スタンダード1ではロボットを自由に作ったり動かしたりする部分が多かったが、今年は自由でなくなった気がする。
・練習で失敗を繰り返すことになったり、本番でも成功・失敗の結果が目に見えやすく、悲しい気持ちになる。
・学校の学年が上がって、そもそも忙しくなったり、気がかりがあったりする。

いろいろ考えられますが・・・『五月病』と言ってしまうとそうなのかもしれませんが・・・はっきりした理由が本人にも、周囲にもわからないこともよくあります。
何にしても大人が思う以上に、こういうミッションが子どもにとってストレスになっている場合があるようです。

あまり成功・失敗を厳しくしすぎないようにし、背中を押す一方ではなく時にはやる気になるのを待ってみたり・・・と気を付けていますが・・・

そう言えば、去年も同じように落ち着かない生徒さんがおられました。1年経って、失敗を繰り返すことやミッションに立ち向かうことに慣れてきたのか、今はそこそこ楽しく(?)取り組んでくれているようです。

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スタンダード2コース 最初の火星のミッション

子ども向けロボットプログラミング教室プログラボ北大路のえもりです。
4月からスタートしたスタンダード2コース、最初のミッションとして、

「ロボットで火星へ行って、火星の石を地球に持ち帰る」

というものに挑戦し、4月の授業の3回目、最後に競技会を行いました。

ロボットの移動ルートをプログラムし、壁に当たらないように調整しながら目的地を目指します。
このミッション、プログラム自体は順番に動かすだけでやや単純な印象ですが、センサー類で制御できないので、実はかなりの激ムズミッションです。
(過去には上手くいかなくて泣いてしまう子も・・・)

また、さっきまで上手くいっていても、少しでもスタート位置がズレたり、ロボットが床で滑ったりすると、こんな感じで、壁に激突してしまいます。

ここで使える技はたぶん1つだけ、その名も【壁ドン!!大作戦!!
壁にわざとぶつかることで、直進距離を調整し、車体をまっすぐに立て直し、少し目的地に行きやすくする作戦です。
ですが、この技、壁にぶつからないように調整しているのに、わざと壁にぶつかるという矛盾を孕んでいて、いくら勧めてもなかなか子どもたちには伝わりません。

調整中・練習中、何度も失敗するので、途中でイヤになりそうな生徒もいましたが、私が心配していたよりは、みんな頑張ってトライしてくれました。
(ただ、どうしても上手くいかなくて、結局、競技会本番は「出場拒否!」という生徒も少しだけいましたが・・・)

さて競技会の結果ですが、火星の石をみごと地球に持ち帰り、ミッションコンプリートした子が1人、そして、あと一歩、すごく惜しかった子が1人。あとの子たちは概ね火星までは行けたけど地球には帰還できず、という感じでした。

この後、5月・6月も火星をテーマにしたミッションが続きます。
その中で少しずつセンサーを使って制御する方法・プログラムを学びます。
その様子も、またご紹介できたらと思います。

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