WRO2023パナマ国際大会リポート#1

プログラボらしく

プログラボとしては、2019年ハンガリー大会2022年ドイツ大会に続き、3度目のWRO国際大会出場です。今年は過去最多の5チームが厳しい国内の予選を突破し、11/7~9にパナマで開催されるWRO2023 in PANAMAに、日本代表チームの一員として派遣されることになりました。

・Robo Misson競技 Elementary部門:Blue banana tennis
Robo Misson競技 Junior部門:Team K
・Future Innovators 競技 Junior部門:Big Turtle
・Robo Sports 競技(年齢区分なし)POISON
Robo Sports 競技(年齢区分なし)UNAGI-RO

それぞれルールの異なる複数の競技・部門での日本代表輩出は、主体性や多様性、オープンエンドな学びを大切にしてきたプログラボらしい結果だと自負しています。

国際大会期間中、出場する選手たちの表情や、大会会場のリアルな様子を、現地からお届けします。

パナマってどこ?

ところで、今回国際大会が開催されるパナマ共和国がどこにあるかご存知でしょうか?

「パナマってどこよ!?」

「コスタリカの横よ!」

「それもどこよ!?」

ってなりそうですよね。(ちなみに2017年の国際大会はコスタリカでした)

パナマ運河は聞いたことあるけど、どこにあるかまでは…。そんなあなたも安心してください!貼ってますよ↓↓↓

え!?マジで行くの?中南米とか、地球の裏側やん?

はい!本当に行くんです!世界中の代表選手が集う場で、自慢のロボットで競技を楽しみ、自分たちのアイデアを披露し、同じ志の仲間たちと国際交流ができるなんて、またとない貴重な経験を得ることができるでしょう。また、過去には、シンガポールやタイなど、アジア圏を含む世界各国で開催されています。WRO(World Robot Olympiad)は、まさにその名の通り、世界ロボットオリンピックなのです。

WROでは毎年、SDGsなど世界共通の社会課題がテーマとして掲げられます。今シーズンのテーマは、「CONNECTING THE WORLD」。豊かな自然環境を守りながら、パナマ運河を通じて世界の海上物流や情報通信をつなぐ、パナマにふさわしいテーマとなっています。

いよいよ出発、目指すはもちろん…

11/5(日)、羽田空港の国際線ターミナルに、日本代表選手たちが続々と集まってきました。プログラボから出場予定の5チームは、「エールフランス航空」と「ターキッシュ航空」2つの飛行機に分乗し、片道2日間をかけてパナマを目指します。

それでは、今回プログラボから出場する各チームを、出発直前の表情と共に順にご紹介します!まずは、フランスのパリ経由でパナマを目指すエールフランス組の4チーム!

◎チーム名:POISON/UNAGI-RO
◎所属教室:プログラボ夙川(兵庫県)
◎出場競技:RoboSports競技(1チーム2台づつのロボット同士でテニスをする対戦型競技。試合終了時に自陣の球数が多い方が負けとなるため、ロボット自らがボールを取りに行き、より効率的に相手陣地へ打ち込む必要がある。刻々と変わる得点に、観戦者も選手と一緒になって盛り上がることができる。

▲POISON/UNAGI-RO

◎チーム名:Big Turtle
◎所属教室:プログラボ雲雀丘花屋敷(兵庫県)
◎出場競技:FutureInnovators競技Junior部門(テーマに関連する社会課題を解決するロボットを制作してアイデアを提案する競技。審査員の前でプレゼンテーションを行い、提案内容や質疑応答への対応、ビジネス的な観点での実現可能性などが総合的に評価される。もちろん、国際大会ではすべて英語での対応が求められる)

▲Big Turtle

◎チーム名:Team K
◎所属教室:プログラボ学園前(奈良県)
◎出場競技:RoboMission競技Junior部門(事前に発表されているミッションを攻略する自律型ロボットを開発し得点やスピードを競う競技。大会当日に発表される追加ルール「2nd DAY Challenges」への対応力も問われる。今年のジュニア部門の競技コースには、カリブ海と太平洋を結ぶ運河が描かれている)

▲Team K

あともう1チーム、今回唯一の関東勢「Blue banana tennis」は、現在トルコのイスタンブール経由でパナマへ向かっている「ターキッシュ」組のため、明日合流でき次第、ご紹介いたします!

余談ですが、11/5(日)、出発を待つ羽田空港のロビーで、プロ野球の阪神タイガースが38年ぶりの日本一を達成した歓喜の瞬間を目の当たりにすることができました。

ぜひ、プログラボで学ぶ子どもたちにも、自分なりの「A.R.E.」を実現するチカラを手に入れてほしいと願っています(延命寺)

▲今年の阪神の強さにあやかろうと、荷物のお守り代わりに巻いてみました