WRO2022ドイツ国際大会リポート(競技2日目)

今日からは競技本番です。まず予選ラウンドとして10試合行います。勝ち3ポイント、引き分け1ポイント、負け0ポイントで加算し、ポイント上位4チームが明日のファイナルラウンドの決勝トーナメントに進めます。
今日は予選8試合を行います。

予選の組み合わせはあらかじめランダムに決められていましたが、順番にこの通りです。
①カザフスタン②フィリピン③南アフリカ④UAE⑤カナダ⑥コスタリカ⑦ドイツ⑧アルジェリア⑨アメリカ⑩マレーシア
今日はアルジェリア戦まで行います。8試合はなかなかハードです。

昨日の練習の様子を見た感じでは、最後のマレーシアはかなりの強豪チームですが、他のチームには自分たちの実力を出すことができれば、簡単に負けることはないと思います。

1時間の調整タイムも終わり、さあ、本番の開始!

台湾チームのロボット。速すぎてブレてる!

このロボテニス競技の面白いポイントは、どんなに素早くボールを相手コートに返しても、まとめて2,3球のボールを返されてしまうことです。1分55秒まで優勢でも最後の5秒でまとめて返されて勝敗が決まることもあります。
また、ロボットの移動のタイミングでちょうど両方のロボットが中央に集まり、返したボールがすぐに戻ってきてしまうことも・・・

ちょうどそんな状況が1試合目のカザフスタン戦で起こり、ロボットの移動タイミングに苦しめられることになりましたが、なんとか初戦は勝利。
その後も順調に勝利を重ね、終わってみれば8戦全勝の暫定首位で初日を終えました!明日の残り2試合の結果で、決勝トーナメント進出が決まります。

明日のブログの更新が楽しみです!(笑)

試合が終わるころには他のカテゴリーの選手はいなくなっており、選手間の交流の場であるフレンドシップナイトが始まる時間が過ぎています。会場に行くとやはりすでに始まっていました。

今年は大人も自由に参加可能

用意してきた缶バッジやお菓子を交換し、写真を撮ったりアクティビティをしながら過ごします。これは国際大会ならではの時間で、チームメンバーも慣れてくると積極的に他の選手たちに声をかけて回るようになっていました。

ついでに私もなんやかんやと交換した結果がこちら。

やはり缶バッジが人気でした

また、ちょうどドルトムントの町ではクリスマスマーケットが開催されていましたので、フレンドシップナイトは少し早めに切り上げて、チームのみんなで遊びに行ってきました。
本来はもう少し遅い時期に始まるそうなんですが、コロナウイルスの影響で久しぶりの開催となり、人が集まりすぎないように早めに開催されているとのこと。
ただ、本来の開催期間になるまでは、クリスマスツリーは点灯されていないそうです。

広すぎて回り切れない

せっかくドイツまで来たのですから競技漬けになるのではなく、大会を通して国際的な感覚を肌で感じることが大事です。たとえば、食事の列に並ぶこと一つをとっても日本で住んでいるだけでは経験できないアクシデントが多発します。
そんな何気ないところからも、日本と外国の違い、日本の良いところ悪いところ、自分なりに判断してこの先の人生にプラスになってもらえればと思います。

明日は競技最終日。ベスト4に残れるだけでも本当にすごいことだと思いますので、最後まで悔いなくやり切って欲しいですね。

若田