自由制作作品展 開催!

子ども向けロボットプログラミング教室プログラボ北大路のえもりです。

年末になり、プログラボの多くの教室では自由制作の作品展が開催されています。
アドバンスト2以上のクラスの生徒たちは【自由制作】というものに秋から取り組んできました。
自由制作では、これまで作ったロボットや、プログラムを思い出しながら、チームを組んで自分たちのオリジナル作品を完成させます。
そして、作品展でいよいよお披露目となります。

こちらは京都エリア(京都市内の3教室)の合同作品展です。
12月中旬から洛西口教室→四条烏丸教室→北大路教室と3教室を巡回し、今日(12月25日)がいよいよ最終日、北大路教室での展示となりました。

こちらは【ゲームセンターゾーン】、向かって右からスマートボール風、クレーンゲーム風、ガチャガチャ風のマシーンたちです。

こちらは射的&歩行ロボットゾーン。
射的は毎年誰かが取り組む人気のテーマです。ボールを飛ばして的を狙いますが、うまく当てるのが結構難しい!

こちらは一番人気の【GBCゾーン】。16人の合作となる最大の作品で、様々なからくりを駆使して、ボールを受け渡しながら一周させる装置です。

もちろん、作品を作った本人も見に来ていましたが、もう少し下のクラスに通っているお子さんとそのご家族も、楽しみに見に来られていました。

「すごく難しそうなんですが、何年生ぐらいの作品ですか?」
「うちの子もこんな作品作れるようになるんですか?」
と質問されていました。
これまで学んだロボットやプログラミングをベースにオリジナルの工夫を加えていったり、また、過去の作品の紹介動画や写真・制作工程が残っているので、それをマネするところから始めて、より面白い作品にブラッシュアップさせたり・・・という感じで、知識や技術というよりは、どちらかというと、企画力や応用力、あるいは完成させる力が試させるような取り組みになるのかなと思います。

最後に、どの作品がおもしろかったか、すごいと思ったか、来場者の皆さんに投票していただきました。

プログラボの詳細と無料体験会のお申し込みはこちらから


12月の【生徒作品展】に向けて自由制作を進めています

子ども向けロボットプログラミング教室プログラボ北大路のえもりです。
アドバンスト2以上のクラスでは、12月に行われる【生徒作品展】に向けて、自由制作に現在取り組んでいます。

自由制作では、これまで学んできた知識や技術を活かして、自分たちの作りたいロボットを考え、チームで制作します。
ただ、いきなり自由と言われても困りますので、これまで作ってきたロボットやプログラミングを思い出し、過去の自由制作や他のチームの(時には海外のビルダーさんの)作品をYouTubeなどで調べて、進めていきます。
※ちなみに、過去の自由制作作品がプログラボのYouTubeチャンネルで紹介されています。

北大路教室のアドバンスト2コースは、曜日ごとに2チームに分かれて、1つは「歩行ロボット」、もう1つは「射的ゲーム」を選びました。
まだ途中ではありますが、現在の状態を簡単にご紹介します。


<歩行ロボット>

クモのような形の歩行ロボットです。この作品はプログラムを含めてほぼ完成しています。
カラーセンサーが付いていて、読み込ませる(ブロックの)色で、歩いたり、ミサイルを発射したりといったロボットの動きをコントロールできるようになっています。

こちらは「四節リンク機構」を使った歩行ロボットです。動かしてみると、少しカクカクしていますが、それでも歩いている雰囲気は出せました。あとはモーターの動きなどを調整して・・・今後どうなるか期待です。


<射的ゲーム>

射的ゲームのボールを飛ばす部分です。基本的な仕組みやプログラムはでき、そこまで強くないもののボールを前に飛ばせるようになりました。(安全面を考えるとこのくらいの威力でいいのかも。)

こちらは射的の的(まと)の部分です。
コントローラーで動かすことができるので、攻撃と防御、対戦ゲーム方式になるようです。
的にはmicro:bitというマイコンボードが付いていて、ボールが当たると反応して教えてくれます。(どのように教えてくれるかはこれから検討です。)
なお、ゲーム系はルールなども考えないといけませんが、それもこれからです。


実はもう1チーム、中学生3人のチームがあるのですが、ちょっと難しいことを考えているようで・・・正直に言うと難航しているように見えます。
この辺りの“プロジェクト・マネジメント”も重要になってくるのが、自由制作です!

さて、京都地区(京都市内)では12月中旬~下旬にかけて【生徒作品展】が洛西口四条烏丸北大路の3つの教室を巡回します。
入場自由ですので、みなさん是非お越しください。

プログラボの詳細と無料体験会のお申し込みはこちらから

チーム競技の難しさ(と楽しさ)

子ども向けロボットプログラミング教室プログラボ北大路のえもりです。
スタンダード2アドバンスト1アドバンスト2の各クラス、7月にはロボット競技のミッションを行いました。

京都エリア3教室(四条烏丸・洛西口・北大路)では、WRO(=World Robot Olympiad)という競技会のルールに沿った内容で基本取り組んでおり、スタンダード2では『ベーシック競技』、アドバンスト1では『ミドル競技』、アドバンスト2以上は『エキスパート競技』を行います。(エキスパート競技は、さらに小学生。中学生、高校生とカテゴリーごとに競技の内容が異なります。)

さて、ここでポイントになってくるのが、(基本的には)チームで取り組むということ。普段の授業では一人一人でロボットやプログラミングを行っていますが、この時期だけは、2~3人でチームを組んで競技に挑戦します。
普段、同じクラスで顔を合わせてはいても、そこまで会話をしたことがない(性格もあまり知らない)同士が、協力したり分担したりして進めていかなくてはならず、その時点で実力を100%発揮しにくい環境に置かれることになります。

あくまで私見ですが、見ていると、チームが何パターンかに分類できそうです。

<パターンA>
概ね同じようなスキルとテンションのメンバーで、意見を交わしたり、交代したり、分担したりしながら取り組めるパターン。比較的楽しく進められることが多い。
ただし、思った以上の結果につながることもあれば、「楽しい」が勝ってしまったり、逆に遠慮し合ったりして、全然進まないということもありうる。

<パターンB>
チームどちらかのスキルやテンションが勝っていて、もう一方はそれを尊重してサポートに回ったり、追いかけてついていったり、というパターン。サポートする子は平和主義な性格なのかも。
比較的結果が出やすいので、二人とも満足度が高いことが多いが、そのうちサポートすることが無くなって飽きてしまうという場合も。

<パターンC>
チームの一方にチーム競技へのやる気があまり無く(あるいは、エンジンのかかりが遅くてやる気が無いように見え)、仕方なくもう一人だけが取り組むことになるパターン。
どういう作戦でどういうプログラムをしているか相方はあまり把握できておらず、途中で上手くいかなくなったりして悩んでも、相方が助けてくれることも基本無いので、結局、雰囲気に流され一緒に(別々に)遊んでしまったりして、ちょっと進んでは止まり、を繰り返しがち。

<パターンD>
お互いにやりたい気持ちが強く、意見がぶつかるパターン。そして、ロボットやプログラムを勝手に変えたり変えられたりしてストレスが溜まる。
ただ、2人とも結果を重視していることが多く、上手くいきだすとチームの気持ちがまとまることもある。(逆に結果が出ないと、つい相手に当たってしまい、ケンカになる。)

もちろん、そんなに単純ではなく、もっといろいろなパターンがあるでしょうし、チームメイトとの関係が途中で変化していく場合もあります。例えば、相手に合わせて、意図的に自分が引く、サポートに回る、逆にやる気のない相方をひっぱる、自分が矢面に立つ、というのをすることになる子もいます。

大人になっても、いろいろな相手と、いろいろな環境でチームワークをする機会が出てくると思いますが、思い通りに行くことばかりではありません。
まずはチーム競技を通して「自分を知る」「相手を知る」ということにつながればいいのかなと、そして、 直接的ではないとしても、大人になった時、今回の経験が何かの役に立ってくれると嬉しいです。

プログラボの詳細と無料体験会のお申し込みはこちらから

ボール磨きマシーン

夙川校アドバンスト2コース 2018年度制作作品
アドバンスト2コースの中学生が作った作品です。マインドストームEV3に付属している金属製のボールのパーツが、ほこりで度々汚れてしまうので、ボールを磨くためのロボットを作ってくれました。

プログラムを実行すると、ボールの供給から、磨き、仕上げ拭き、排出、まで自動で行われるようにプログラムされています。EV3のインテリジェントブロック1つで使えるモーターは4つまでですので、
・タイヤの回転
・左右の送り
・ボールの供給
・磨くための布の押し付け
それぞれにモーターを割り当てています。
そのためボールの供給台の回転(逃がし)機構のために、歯車を使って、布の押し付けの動力と連動するようになっています。

布にはウェットティッシュを使って押し当てているので、埃汚れ程度ならきれいになります。さすがに錆びついた汚れは無理ですが・・・。元々はWRO用のロボットに使っているものをメンテナンスするために作られたのですが、競技用ロボットでは金属ボールは走行が不安定になるため、結局あまり使うことはありませんでした。

実用的なものを作るのは、身の回りの問題解決に直結しますし、ロボット教材で実際に使える道具を作るのも良い経験になったと思います。

ビー玉アスレチック

夙川校アドバンスト2クラス 2018年度制作作品
アドバンスト2クラスでは10月~12月にかけて、数名のチームに分かれて自由制作を行います。チームごとに作りたい作品を決めて、役割分担をして3ヶ月をかけて一つの作品を仕上げ、最後に発表資料を作ってそれぞれの作品の発表を行います。

この作品は、2年生~4年生までの5人で制作しました。ビー玉がうまく転がるように角度や傾斜を微調整したり、センサーにうまく反応するように何度も繰り返しテストを行って仕上げています。

9月にはmicro:bitの授業をしていますので、スタートとゴール地点に利用しています。いろいろな機器を組み合わせ、チームメンバーそれぞれで作ったものを組み合わせて一つの大きな作品を制作することで、様々な学びが得られました。