『扇風機』で学ぶ機構・仕組みとプログラミング

子ども向けロボットプログラミング教室プログラボ北大路のえもりです。
スタンダード2コースでは、9月に「扇風機」を作りました。

扇風機は、羽が回るのはもちろんですが、首振り機能もある本格派です。
実は、扇風機にはロボット・機械の機構や、歯車のしくみなどが上手に使われていて、学習の素材としてもピッタリです。

また、ボタン(=タッチセンサー)を押したら回る、ボタンを押したら止まる、ボタンを押している間だけ回る、押すとモーターの回転速度が変わる・・・頭がこんがらがりそうになって苦労している生徒もいましたが、何とかいろいろな動きをさせることができ、 プログラミングの面でも、これまで習った内容の復習や新たな学びにつながりました。

そして最後は、自由に改造しました!

この扇風機が改造されて・・・↓ ↓ ↓

ガトリング銃に♪
遊園地の乗り物みたいな改造も。

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買い物ルートをプログラミング

子ども向けロボットプログラミング教室プログラボ北大路のえもりです。
スタンダード1クラスでは、8月・9月とクルマ型ロボットの基本的な動かし方を学んでいます。

クルマ型ロボットと言えば、今までも何度も動かしたことがあります。
例えば・・・

ビギナークラスで最初に作るクルマ。「回転数」と「パワー」という数字を変えることで、進む距離や速さを制御できることを学びましたが、でもこのクルマは前と後ろにしか移動できません。

スタンダード1クラスの5月にやった『シングルモーターカー』。回転数を合わせてピッタリ目的地に停まったり、次の目的地まで行くように、動きをつなげたりしましたが、これも前後の動きしかしていませんでした。

前後だけではなく、曲がれるクルマと言えば・・・
スタンダード1クラスの6月に、ステアリング(曲がれる装置)を取り付けたクルマがありました。ステアリングを小型のモーターで回して、ジグザグ走行をさせたりしました。ですが、この仕組みは、思った通りきっちり方向転換するのは少し難しい仕組みでした。

今回取り組んだのは、左右のタイヤそれぞれにモーターを取り付け、2つのモーターの微妙な調整で曲がったり進んだりできるクルマのプログラミングです。これにより、「きっちり直角に曲がる」「斜め方向に向きを変える」というようなことがよりしやすくなります。
そして、この動かし方は、今後のロボット競技挑戦への第一歩になります。

お菓子を3種類買う(=イラストの上でしばらく止まる)【お菓子コース】、野菜3種類の【野菜コース】、果物3種類の【果物コース】、自分でどれにするか決めて、ミッションに挑戦です!

プログラムも長く複雑になって、思考がこんがらがってきたりしますが、ぴったり目的地でお買い物ができた時には、みんなとっても嬉しそうでした♪

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『プロペラ飛行機』の飛ぶか飛ばないか問題

子ども向けロボットプログラミング教室プログラボ北大路のえもりです。
ビギナークラスでは、『プロペラ飛行機』を作って動かしました。

プロペラ飛行機の授業では、例年、組み立てをする前にみんなに聞くことがあります。
作った飛行機、飛ぶと思う?

「飛ぶ」
「分からん」
「飛んでほしい」
「絶対飛ばない」

いろんな意見がありますが、実際はどうなんでしょうか?

・・・みんなの飛行機はこんなふうに完成しました。

さて、プロペラ飛行機が飛ぶか飛ばないか問題ですが、、、

【飛んでいると思えば飛んでいる、飛んでいないと思えば飛んでない】

ということで、いいでしょうか?

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ロボット競技をテーマに動画編集

子ども向けロボットプログラミング教室プログラボ北大路のえもりです。
前回の記事でもご紹介しましたが、スタンダード2アドバンスト1アドバンスト2の各クラス、7月にはロボット競技のミッションを行いました。そして、8月はその内容を紹介するスライドや動画の制作を行っています。

スタンダード2では、こんなロボット競技に取り組んだ、やってみてどう思った、というような内容を、タブレットのアプリを使って簡単なスライドにします。
そして、アドバンスト1では、YouTubeのような動画制作を目標に、動画制作の注意点(著作権、肖像権、プライバシーの侵害など)と、動画編集ソフトの使い方を学びます。

もちろん、こういうことが好きで得意な子もいれば、あまり興味のない子もいますが、いつもとちょっと違った活動に、概ね楽しく取り組んでいます。

そこで、私も(センスはあまり無いですが)動画編集をしてみました。

私の作った動画は、淡々と説明するタイプのあまり面白味のないものですが、もっと演出に凝って、本物のYouTubeみたいに(?)、面白い動画を目指す生徒も・・・
特に最近は、YouTubeなどで動画に触れる機会も多く、感覚的に演出方法が理解できているように感じます。

こうやって取り組んだことや、その感想をまとめ、みんなと共有することで、より理解が深まることを期待しています。

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チーム競技の難しさ(と楽しさ)

子ども向けロボットプログラミング教室プログラボ北大路のえもりです。
スタンダード2アドバンスト1アドバンスト2の各クラス、7月にはロボット競技のミッションを行いました。

京都エリア3教室(四条烏丸・洛西口・北大路)では、WRO(=World Robot Olympiad)という競技会のルールに沿った内容で基本取り組んでおり、スタンダード2では『ベーシック競技』、アドバンスト1では『ミドル競技』、アドバンスト2以上は『エキスパート競技』を行います。(エキスパート競技は、さらに小学生。中学生、高校生とカテゴリーごとに競技の内容が異なります。)

さて、ここでポイントになってくるのが、(基本的には)チームで取り組むということ。普段の授業では一人一人でロボットやプログラミングを行っていますが、この時期だけは、2~3人でチームを組んで競技に挑戦します。
普段、同じクラスで顔を合わせてはいても、そこまで会話をしたことがない(性格もあまり知らない)同士が、協力したり分担したりして進めていかなくてはならず、その時点で実力を100%発揮しにくい環境に置かれることになります。

あくまで私見ですが、見ていると、チームが何パターンかに分類できそうです。

<パターンA>
概ね同じようなスキルとテンションのメンバーで、意見を交わしたり、交代したり、分担したりしながら取り組めるパターン。比較的楽しく進められることが多い。
ただし、思った以上の結果につながることもあれば、「楽しい」が勝ってしまったり、逆に遠慮し合ったりして、全然進まないということもありうる。

<パターンB>
チームどちらかのスキルやテンションが勝っていて、もう一方はそれを尊重してサポートに回ったり、追いかけてついていったり、というパターン。サポートする子は平和主義な性格なのかも。
比較的結果が出やすいので、二人とも満足度が高いことが多いが、そのうちサポートすることが無くなって飽きてしまうという場合も。

<パターンC>
チームの一方にチーム競技へのやる気があまり無く(あるいは、エンジンのかかりが遅くてやる気が無いように見え)、仕方なくもう一人だけが取り組むことになるパターン。
どういう作戦でどういうプログラムをしているか相方はあまり把握できておらず、途中で上手くいかなくなったりして悩んでも、相方が助けてくれることも基本無いので、結局、雰囲気に流され一緒に(別々に)遊んでしまったりして、ちょっと進んでは止まり、を繰り返しがち。

<パターンD>
お互いにやりたい気持ちが強く、意見がぶつかるパターン。そして、ロボットやプログラムを勝手に変えたり変えられたりしてストレスが溜まる。
ただ、2人とも結果を重視していることが多く、上手くいきだすとチームの気持ちがまとまることもある。(逆に結果が出ないと、つい相手に当たってしまい、ケンカになる。)

もちろん、そんなに単純ではなく、もっといろいろなパターンがあるでしょうし、チームメイトとの関係が途中で変化していく場合もあります。例えば、相手に合わせて、意図的に自分が引く、サポートに回る、逆にやる気のない相方をひっぱる、自分が矢面に立つ、というのをすることになる子もいます。

大人になっても、いろいろな相手と、いろいろな環境でチームワークをする機会が出てくると思いますが、思い通りに行くことばかりではありません。
まずはチーム競技を通して「自分を知る」「相手を知る」ということにつながればいいのかなと、そして、 直接的ではないとしても、大人になった時、今回の経験が何かの役に立ってくれると嬉しいです。

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