からくり装置を作ろう

プログラボのアドバンスト1コースでは、プログラミングだけでなく、ロボットの機構についてもより本格的に学んでいきます。ひとつひとつの仕組みはシンプルでも、いくつも組み合わせることで、歩行ロボットやGBC (ピタゴラ装置のようなボールを転がす装置)など、複雑で面白い動きをするロボットを作ることができます。

授業では、「からくりベース」という実験装置に、カム機構やリンク機構を作って動きを観察していきます。ひとつひとつは本当にシンプル。でも子どもたちは、観察していくうちにいろいろなアイディアが沸いてくるらしく。そこで、一通り作ってみたあとは、今日学んだからくりを使ったロボットを自分で考えて作ってもらいました。製作時間は1時間足らずでしたが、面白い作品がいくつも生まれていたので紹介します。

人気があるのはやはりGBC。持ち上げたボールを、うまく転がしてキャッチします。

小学生の女の子の作品。某教育番組のBGMが聞こえてきそう・・・

こちらも小学生の女の子の作品です。

ボールの通り道の作り方が上手!最後は緑のパーツがくるっと回るのも素敵です。

こちらは小学生の男の子の作品です。

転がったボールをベルトコンベアがキャッチ!90分でこれを作れるのはすごいなあ

お互いの装置をつないで、もっと大きなGBCにしようとしてくれている子もいて、今回は1回限りの授業でしたが、もっと時間をかけて取り組んだら大作が生まれる予感がしました。

他にも、リンク機構の揺動運動を見てひらめいた子が、こんなかわいいロボットを作ってくれました。

水飲み鳥みたい!中学生の男の子が作ってくれました。

動きもとってもかわいいです。

おしりにつけたボールキャスターがいい仕事してます。

子どもたちは、お互いの作品を見せ合って、良いところをほめたり参考にしたりしていました。今から1年後のアドバンスト2コースでは自由制作の授業もあるので、そこでもここで学んだからくりが役に立ちそうですね。

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危険物!緊急停止!

10月のスタンダード2クラスは、ブロック工場がテーマです。
ベルトコンベアの上をレゴブロックできた荷物が運ばれていくのですが、1週目でベルトコンベアを、2週目で荷物の仕分けシステムを、そして3週目で荷物の供給システムを作って、3週間かけて完成です。

今週は2週目、荷物を順々に流していって、ブロックの色ごとに仕分けをします。
小学4年生の生徒さんが、とても上手に仕分けのできるプログラムにしてくれたので、他の曜日でも紹介するのに動画を撮ってみました。

ブロック工場 仕分けシステム

ポイントは、最後に緑色の荷物が運ばれた時に、「危険物発見!」というイメージで、緊急停止するところです。
EV3本体のボタンを赤く点滅させたり、音を鳴らしたり、サポートの先生と一緒に工夫してくれました。

とても満足だったのか、授業終わりには、お母さんにスマホで動画も取ってもらっていました。

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『ラーメン タイマー』

10月に入って、アドバンスト1コースは商品開発をイメージした授業になりました。
題材は「タイマーを使ったおもちゃ」で、どんなふうにすればおもしろいか、どんな表示が出れば分かりやすいか・・・と考えて、プログラムをしていきます。
もちろん、実際に商品開発をした経験はありませんので、なかなか思いつかず、思いついてもどう形にしていいかわからず、、、それでも前向きにみんな取り組んでくれました。

とあるアドバンスト1コース2年目の小学4年生の生徒さん(上のクラスに上がっても良かったんですが、いろいろ事情もあって、、、)去年もタイマーToyを作っていたので、「今年は別のものを作ってもいいよ」ということになりました。
そこで考えたのが『ラーメンタイマー』。大好きな(?)カップラーメンを作る時間を計ってくれるタイマーです。

ラーメンタイマー

表示や音声案内がすごく丁寧です。カップラーメンの種類によって3分・4分・5分が選べます。
また、タイマーと連動したアームがフタを抑えているので、テープ不要だそうです。(という説明も音声案内でしてくれます。)

なお、動画ではボタンを押したらすぐに音が鳴って出来上がりみたいになっていますが、一応、裏でタイマーが動いています。
実は、授業時間だけでは足りず、タイマーの時間調整をする手前で終わってしまいました。ちょっと残念・・・

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ヘリコプターいろいろ

9月、スタンダード2では、ヘリコプターを作りました。
基本の構造はみんな共通で、あとは、プロペラを工夫したり、操縦席を作ったり、ミサイルを付けたり・・・自分の好きなヘリコプターの形に改造していきます。
上の写真は小学6年生の作品で、ヘリコプターの写真を見ながら作っていましたが、さすが高学年!かなりの完成度・再現度です。

次の作品は、小学3年生のものです。
歯車をつなげて回すのが好きなようで、楽しそうに制作していました。
ミサイルを付け、ミサイル音が出るプログラムもこだわりの作品です。

歯車たくさんのヘリコプター

3番目は、輸送機のイメージです。
今年の4月に入会したばかりの小学4年生で、プログラムはまだ少し自信がないみたいですが、ロボットを作るのはとても得意です。
8月のWROベーシック競技 大阪大会に出場した際も、ロボット担当としてチームのロボットを作ってくれました。

輸送機型ヘリコプター

4番目の作品は、小学3年生の女の子のものです。
実は8月の授業で、動画による発表資料の作り方を勉強したのですが、それがとても楽しかったようで、授業後に、自主的に動画を作ってくれました。作った動画をそのままご紹介します。

ヘリコプターの発表動画

正直言うと、設計図無しでロボットを作るのがあまり得意じゃない生徒さんもいるのですが、それでも心配するほどではなく、みんな自分なりのヘリコプターを作って、動かして、とても楽しそうでした。

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やる気のきっかけは、

今月のスタンダード1コースのミッションは、「ボール落とし競技」です。
高さの違う2つの台の上にのっているボールを、遠くから落とす競技です。

ボール落とし競技のコース

ある小学2年生の男の子、最初はあまり乗り気じゃなかったんですが、若い先生となにやら密談しながら、レゴブロックを組み立て始めました。そして、ボールを落とせるようにアームを改造した結果がこちら。

改造(かいぞう)キッド

名前は「怪盗キッド」ではなく、「改造キッド」だそうです。
右のアームはトランプ銃、左のアームは予告状のイメージで、それぞれ高さの違うボールを落とす作戦です。
好きなアニメのキャラクターをイメージすることで、がぜんやる気が出てきました。
その結果・・・

ボール落とし競技

この時は赤いボールは、近づきすぎて落としたため無効でしたが、この後、プログラムを修正して、無事にボールを2つとも落とせるようになりました。

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